Illustratorの最近のブログ記事

持続可能な会社を目指して教育をする係をしているのがこちらのアカウントになります。

というわけで、Illustratorによるトレースを教えているのですが、こういうリボン型のトレースをこう教えたらわからんと言われた。

Ribbontrace
▲なるほど、わからん

問題は、円から正方形をパスツールで作り出しているあたり。45度を出す必要がある場合は楕円ツールが天地左右4点のアンカーポイントで構成されることを利用するとすこぶる簡単にできますよね。

これのトレースに楕円ツールを使う必要があるかはともかく、こんな単純な図形ですが作る方法がたくさんあるので練習の題材として面白いと思いました。

すっかり教育訓練に明け暮れて、開発などみじんもしない毎日なのですが、今日はちょっといかついロゴのトレースを教えていたわけです。

ロゴのトレースといっても、FAXで送られてきたノイズ混じりの原稿をスキャニングして、それをIllustratorのパスに起こすっていうことになるわけですけれども、こういう判別のしにくい原稿から、「ここに境界線があったはず」と決めつけてスパッと線を引いて行くのが僕らの仕事です。これって、Fate/stay nightの衛宮士郎が、アニメの1話目でストーブを修理するときに、機械の構造をトレースしていたときの絵じゃね? とイメージが重なりました。やった僕魔術師だったんだ!

しかし、トレースを何十年もやっているのについぞセイバーが召喚できませんでした。なんでやろう……とか言っていたら、

「鞘持ってないんじゃね?」

とか言われました。まあなあ。

いろいろ仕事が目まぐるしく変わるのですが、今日はIllustratorでビジネスフォームをくみ上げる仕事が3本ぐらい入っていました。

もうすでに世の中IllustratorとInDesignしかないように見える時代でありますけれども、実はビジネスフォームを組むのであれば、それ用の専用ソフトを使った方がいいのであります。うちにも昔あったらしいけど今は使っていない。おそらくOSのバージョンアップに付いていけなかったんだろうな。専用ソフトではよくある話です。

今そのOSのバージョンアップに付いていけなくて振り落とされそうなのがEDICOLORじゃねえかと思います。

キヤノンITソリューションズ:エディカラー [ps.canon-its.jp]

あの対応方法の書き方といい、適切なtitleタグにしていないあたりといい、そろそろつらい感が漂っています……

とりあえずIllustratorで既存のビジネスフォームと同じように組む仕事は一応10年以上Illustratorやっているのでまあまあのスピードで組めるのですが、これを新人さんに教えなくちゃいけないとなったらちょっと考えるよなあ。

今日も快適にPDFをIllustratorで開いてSVGで保存したのをInkscapeで開いて修正していたわけなんですけれども、Illustratorでは「隠す(Ctrl+3)」を活用して作業しているのですけれども、Inkscapeでもそれをやろうとして、「オブジェクトのプロパティ」から「隠す」にチェックをつけたんですけれども、

Inkscapeでは隠したオブジェクトを一気に表示する方法がないみたい! 再表示には、隠したオブジェクトを選択する必要があるのだけれども、マウスカーソルで選択ができない……

いろいろ調べてみると、Inkscapeの「隠す」は、SVGのオブジェクト要素に、display: noneをつける動作をするらしい。CSSかよっ!

Inkscapedisplaynone
▲InkscapeはSVGのエディタなんだね

Inkscapeの検索メニューから、「非表示のオブジェクトを含む」のチェックをつけた上で、スタイル欄に「display: none」を選ぶと、隠されたオブジェクトが選ばれるので、「オブジェクト」-「全て表示」を選べばいいと。何を言っているかわからないと思うけど、やればわかる。

オブジェクトを隠したら選択できなくなった - その他のTipsなど(Inkscape) [otzt.nobody.jp]

使い勝手とは別次元にいる操作なのは確かだよなあ。DOM操作できるのかなあ。(調べていない)

Illustratorが入っておらずInkscapeが代わりに入っている環境で、DTPの原稿作りを続けているわけですけれども、まだまだ脳みそとアプリが直結するような段階にまでは進んでいません。

そんな中、Adobeソフトに汚染されたAdobe脳の人間からすると想像つかない挙動にめぐり合いました。

紙が重なっている表現を作りたくて(なにしろ印刷屋なので)、平行四辺形を一度カットしてからたくさんペーストして、整列や等間隔を指定しようと思ってペーストしまくったのですが貼り付けられる位置が微妙にずれるのです。

よく観察してみると、マウスカーソルの位置にあわせてペーストされているようでした。

紙が重なる表現は、オブジェクトの重なりの順番も重要ですので、マウスカーソルをしたから上に動かしつつ、キーボードでCtrl+Vをすれば、重なり表現をうまく表現できるのでした!

Illustratorでいうブレンド機能があれば一発でできるのでしょうけど、探している時間がないので、今回はこういう方向に……

Inkscapeは、保存形式がSVGなので、これからのSVG時代に対応したドローソフトでもありまして、Illustratorに汚染されていない人は使ってみたら面白いかなあと思います。汚染されている人にとっては、Illustratorならばすぐできるのに! とか、もどかしくなり、フラストレーションたまるかもです。

さっき社内の荷物運びで、前いた部署に行ったら女の子がうんうん唸っていたので「もしかしてべんぴ?」とか聞くと刺されるので事情を聞いたらば、MS-OfficeのデータをCoreSeparationで処理しようとしてもうまくいかないというのでCoreSeparation歴×年の僕が手伝ってあげて何とか処理が出来たんだけれけれども、

CoreSeparationで処理したPSをIllustratorで開くとき、Illustratorの内部の小さい画像1個に対応してテンポラリファイルが1個書き出される仕組みなんだけれども(なので細かい画像がいっぱいあるファイルを開いたまま落ちると、テンポラリファイルが数千個残ったりする)、この小さいファイルの処理がEPS保存やPDF保存のスピードに関係しているのは間違いないわけで、もしかしたらSSD上で作業すると、保存がものすっごい速くなるのかなーとか思いました。

MS-Officeで、ラスター画像を配置して、選択した色で抜く効果を使うと、PS書き出しのときに画像が数百個~数千個のすだれにできますので、実験されたし。当方SSD無いので何もできんとです……

Illustrator?InDesign? - DTP Transit [www.dtp-transit.jp]

先日、次のようなご質問をいただきました。

イラレで作成したデータを印刷したときに「ルビがずれてしまった」という問題が発生しました。

昔広報でIllustrator10でお役所とやり取りしなくちゃいけない物件があって、こうやってた。

Illustratorruby
▲ベースラインシフトとトラッキングを駆使

「takanemanaka.ai」をダウンロード

万能ではない。

あと、中黒をぶら下げにしろとか無茶な要求もあったけど、それもなんとかやってたなあ。

ささいなことだけど、クリアしておきたい基本操作 - DTP Transit [www.dtp-transit.jp]

次の入力ボックスに移動するには、tabキーを使いましょう。

  • マウスでクリックするよりも速いです。
  • 移動後の入力ボックスの値は選択状態になっています。そのまま上書きが可能です。
  • 単位が同じ場合には、単位をつける必要はありません

これには罠があって、Illustratorなどで、変形パレットで調子こいていると痛い目にあうよ。拡大してみてね。

昨日、年表作る仕事があってIllustrator CS3でガシガシ作っていたら頻発した。脳内麻薬出ているときって操作すごい速くなるんだけれども、Adobeのソフトのほうがおっつかないってどういうことなんでしょうね。

DTP系デザイン制作を行っている方に質問します。 現在制作業務で使っているIllstratorのバージョンとOSを教えてください。 ※異なるプラットフォーム環境をお持ちの場合は.. - 人力検索はてな [q.hatena.ne.jp]

正直言ってですね、さまざまなバージョンのデータを処理することになるいわゆる印刷通販的な業務に携わっている最近ですが、実際Illustrator CS3の入稿数抜群に多くなってきた感じがしています。CS4は今の時点でもかなり少ない。

作業している側としては、Mac OS 9のマシンで作業する必要がなくなるんでありがたいです。リンクされるファイルをファイルサーバに配置するなどのファイル操作はなるべくMac OS Xで作業しておいて、編集作業だけMac OS 9のマシンまでいって作業して、RIPのホットフォルダに投げるところは、やっぱり巨大ファイルのハンドリングはMac OS Xの方がいいので元の席に戻って作業するなど、めんどくさいんです。

Illustrator CS3がいいらしい、ていうの皆がどうやって知ったのかが気になります。

北東工業さんの印刷通販サービス、PrintBiz [printbiz.jp] のブログで、Illustratorの透明効果について興味深いエントリがありました。

透明機能の落とし穴 - 印刷通販サイトのプリントビズ ブログ [printbiz.jp]

レギュラーカラー(シアン、イエロー、マゼンタ、ブラック)のインキで印刷を行うのなら問題は無いのですが、時に特色インキで印刷を行う時に、透明機能を使うと思わぬ結果となる事があります。

プロセスカラーを「レギュラーカラー」と書くのは関西の風習ですね。それはそうと、

透明機能は画面上でシミュレーションされたものを表示しているだけですので、実際の印刷と異なる事も起こってくるわけです。

とありますけれども、画面上でより精度の高いシミュレーションをさせれば実は解決する問題だったりしますので紹介します。今回検証に使ったのはWindows版Illustator CS2 12.0.1です。

まず、PrintBizさんの検証データを作ってみましたので、みなさんも試せるようにここにデータを置いておきます。

「spotcolor-variation.zip」をダウンロード(Illustrator CS2)

余談ですが、こうやって検証用データを一緒に置いておくと理解って深まるんじゃないかなーと思います。

それで、このデータ、普通にIllustratorで開きますと、透明効果が有効になっているような表示になります。

Spotcolorvariation01s
▲PrintBizさんの検証データに相当するものを作ってみた

そこで、おもむろに「オーバープリントプレビュー」を選んでみます。

Spotcolorvariation02
▲オーバープリントプレビューを選ぶ

すると……

Spotcolorvariation03s
▲再現された!

オーバープリントプレビューで見ると、特色インキ指定部は透明効果が効かない、というのが再現されました!

というわけで、オーバープリントプレビューで見ると、特色部分の透明効果の再現具合が分かるようになっているわけでございます。

制作側には、必ずオーバープリントプレビューモードで見るようにお願いしたいところですが、結構多くの印刷会社が、オーバープリント設定を無視して製版するようなので、オーバープリントプレビューモードの存在がない方がありがたい、という企業があるというのも事実だと思います。ずーとオーバープリントプレビューで見ろとか、PDF/X-1aはオーバープリントイキで製版しないとダメとか言ってきたのだけれども、やっぱ偉い人が言ってくれないとダメなのかもねー

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