DTP WORLDの最近のブログ記事

この前、Wikipediaに印刷通販の項目を追記したとき、「一体いつ頃こういうサービスが流行り出したのか」というのを、僕の実感ベースで2000年としたのですが、このままでは「独自研究」となってしまいますので、じゃあそれが実際にはいつなのか、というこをと調べようと思いました。

しかし、ぼくんちのDTP WORLDは結構な数を実家に送ってしまって調査ができません。とか何とか言っていると、親切にも「2000年11月号で印刷通販の広告が載っている」という情報を教えていただきました。

写真も送っていただいたのですが、こればっかりは自分で撮影しなくてはならんだろうと思い、とある場所に前世紀のDTP WORLD誌があるというので確認してきました。2000年11月号は、DTP WORLDが隔月刊から月刊になる直前の号みたいです。

200011dtpworldeiko
▲DTP WORLD 2000年11月号 p.189

ただし、これは「印刷通販」という文字を広告に使った広告がDTP WORLDに載ったのが2000年11月号ということであり、似たような業務をしている会社さんの広告もそれよりも前の号に掲載されている点に注意が必要です。

DTP WORLD 2002.4月号(ちょうど10年前だ!)が出てきたので読んでいたら、PowerMac G4 Dual 1GHz(Quick Silver 2002)の記事が載っていたよ。

Dtpworld200204
▲昔、DTP雑誌ていうのがあったんだぜ……

ということは、Quick Silverはもう10年になるのですね(733MHz Quick Silverが2001年7月発売)。

この時はMacのCPUがIntelになるとは思っていなかった時代です。10年生き抜いてきて今現存しているQuick Silverは、Mac OS 9.22の業務用マシンとして生き残っているんだと思います。

せっかく10年生き抜いてきたマシンなのだから、いたわってあげてくださいね。

ちなみに、うちではMacのQuick SilverとかMDDとかいう愛称は通じないです……

世界の終わりとDTP WORLDワンダーランド - 関内関外日記 [d.hatena.ne.jp]

つーか、つねづね、「DTPWORLD-下流」みてえな雑誌があればいいな、と。もう、しょうもないクライアントのしょうもない提供データをどうするかとか、よその三流会社が作ったクソまみれの.aiファイルをどうするかとか、修正シールの効率的な貼り方はどんなのだとか、役人から「○○を■■■■して」って言われたとき、どうするかとか……。いや、そんなのはてめえで考えろということか。

そういう需要は2ちゃんねるのDTP板が引き受けてくれるはず! というのはともかく、オペ志向の本は、もう読者数が市場としてみなされないぐらい小さいんだとおもうし、広告メディアとしてもつらいんだろうなーていうのは、Windows DTP PRESS(技術評論社・2000年休刊)、Professional DTP(工学社・2005年休刊)の例をみても想像がつきます。

読者が取れない理由は、

M.C.P.C.: 安全な入稿データ作成に強くなるDTPの本、こうた。

こんな経験があります。

年始に当方に入稿するデータの制作が間に合わないからと、当社年末休業から大晦日にかけ、帰省を返上して、ちょっと別の印刷屋(クライアント)さんに手伝いにいきました(←そういうのやめとけよ)。

そのとき、そことは更に別の印刷屋さんの人もヘルプに来ていたのですが、同業にもかかわらず、「DTP WORLD」すら(すら?)読んでいないとのこと。

この業界の仕事なんて、覚えてしまえば書籍などで情報を得る必要はないですから無理ありません。覚えるのに書籍さえいらないことも。

つうわけで、DTP WORLD 誌が DTP誌 トップシェアだとしても、こんなありさまです。みんなに伝えたいことなんて、これっぽっちも伝わっていません(←人ごとではないが)。

による、僕の独断ですけど。

Windows DTP PRESSが休刊になった時になんだったかのユーザーグループ(FPRINTあたり?)が編集者の方と飲み会していたような記憶があって、おそらくオフレコの話もしてたんだと思うんですけれども、休刊時の発行部数がわかると、オペ志向の作業に携わる人の人口が推測できそうです。

あと、DTP WORLD追悼のコンテンツ作ると、かなり応募あると思うよ。なんだかんだいっても、この本の卒業生かなりいると思う。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.wgn.co.jp/dtpw/close.php
http://buzztter.com/ja/k/DTPWORLD

僕が大学3年生の頃、一回取りつぶしになった後発行されていなかった学生新聞を新しく発行しようという動きが起こりました。これは、田中角栄の用意した広大な土地に建物を造ったのはいいけれども、都市計画がおざなりになっていたので、大学周辺のスイカ畑を潰してアパートばかりできてしまい(店や遊ぶ場所があまりにもないので、夜にやることがないから、同棲率が筑波の次に高いとか誰がいったか知らないうわさがまことしやかに流れていた)、大学という「街」に住む学生たちの情報流通が滞っているように思われた当時のキャンパスでは起こるべくして起こったムーブメントだったと思います。それが某教会系学生新聞との戦いになるとはそのときは知る由もなかったけれども。

そして、僕もそれにDTP機材調達・編集で参加することになったのですけれども、ちょうどその発刊準備作業をしている3月に創刊されたのが、DTP WORLDでした。

まだWindowsではDTPができないと言われていたころで、僕の調達した機器はWindows環境だったりして困りましたが、当時のDTP WORLDではWindows専門のページもあったりしたので参考になりました。Windows関係では、Windows Magazineとか、Windows DTP PRESSとか参考にしました。

春休み中にDTP WORLDをはじめ、いろんな書籍にあたり、Aldus PageMaker 5+OKI Microline 803PSIIのPPDを設定した仮想フォント環境でモリサワを本文に使って組版、印刷屋さんに出して青焼きもらって、1発目でそこそこのものが出ちゃった。

4月に無事初号を発行でき、組版の評判は最悪だったけれども、出したことに意義があるってことで、どんどん継続していくことになり、みんなで整理記者をやることになって、そこで活躍したのもやっぱりDTP WORLDの記事でした。

つうわけで編集室にはDTP WORLDのバックナンバーがてんこ盛りになっていきました。

そのころ某所でDTP WORLDの誌面にダメ出しが出ていたのですが、MacのDTPの機材的なノウハウは貯まっていた時期ですが、雑誌制作のノウハウって断片的にしか出てなかったんで、一発目から完璧にできない時代だったんだろうなーて今になって思います。

当時のDTP WORLDは手探りで記事を作っている感にあふれていました。DTP WORLDの休刊、懐かしくもあり、寂しくもあり。

DTP WORLD 2009.2月号は、PDF特集。そんで、カムロックシステムズの百合さんのレジュメどおりの誌面展開で、セミナーでなかった人は誌面で一部体験できる内容になっています(僕が出たセミナーの感想)。

そんで、セミナーのときと同じく、Mac版Word(Word for mac)のデータを、印刷できるPDFデータに変換する方法が載っていました。

そもそも、あのやり方は、Mac OS Xの、DTP用でないソフトウェアから出力用PDFをつくるための一般化した手法であって、たまたまセミナー用としてWord for macを取り上げたのだと思っていました。

そして、誌面でもWord for macで作例をしていましたが、WordってWindows版もあるよね。誌面上ではWindowsのWordの存在を忘れているかのような状態でした。WindowsのWordはこの手法は使えないわけなので、編集部にてその点のフォローアップは必要だったのではないでしょうか。

DTP WORLD 2008.7月号には、「いまさら聞けない InDesign乗り換え大作戦」という冊子が綴じ込み付録でついてきます。

結構考えられていまして、項目の詳細情報として、InDesignの勉強部屋での、「Study Room の番号」が付いています。

Dtpworld20080701
▲詳細情報に、Study Roomの参照が書いてあります

この番号を頼りに、InDesignの勉強部屋のサイトを探せば、詳しく書かれたページが参照できるという仕組みです。

(逆に言うと、InDesignって、Webつながっていないと使いこなせないソフトっていうことでもあるが。)

そんで、せっかくここまで誌面→Webのアクセスラインを確保しているんだったら、もう一歩工夫できるのではないかと思います。

~~~

それぞれのStudy Room情報に単純化したIDを振ってしまいます。例えば、

「InDesignの勉強部屋 Study Room 1.0 No.19」→「01019」
「InDesignの勉強部屋 Study Room CS2 No.04」→「04004」

など。

次に、そのIDを入力したら、それに対応したStudy Roomが表示されるページを作ります。

Filename: index.cgi

#!/usr/bin/perl
use strict;
use warnings;
use CGI;
my $base_url = 'http://study-room.info/id';
my $q = CGI->new();
if ( my $id = $q->param('id') ) {
  my $url;
  $id =~s/[^\d]//g;
  if ( $id =~m/(\d\d)(\d\d\d)/ ) {
    my $version = $1 + 0;
    my $no      = $2 + 0;
    if ( $version < 5 ) {
      $version = q() if $version == 1;
      $url = "$base_url/study/main$version/study"
              .sprintf('%02d',$no).".html";
    }
    else {
      my $version_cs = 'cs'.($version - 2);
      $url = "$base_url/study/$version_cs/study"
              .sprintf('%02d',$no).".html";
    }
  }
  else {
    $url = './'.$q->url(-relative=>1);
  }
  print $q->redirect($url);
}
else {
  print $q->header(-type => 'text/html', -charset=>'UTF-8' );
  print <<'END_OF_HTML';
<head><title>InDesign StudyRoom Quick Access</title></head>
<body>
<p>InDesign StudyRoom Quick Access</p>
<p>ex. StudyRoom CS3 No.3 => 05003</p>
<form><label for="id">studyroom id:</label> <input name="id" id="id"/></form></body>
END_OF_HTML
}
exit;

とりあえず、http://labo.dtpwiki.jp/studyroom/に置いた。

そうすることによって、StudyRoomの特定の内容を見てもらいたいときには、5桁の番号を伝え、見たい人は、そのページに入力することで目的が達成できます。

ちなみに、mod_rewriteを使うよう

Filename: .htaccess

RewriteEngine on
RewriteRule ^$ /studyroom/index.cgi [L]
RewriteRule ^(\d\d\d\d\d)$ /studyroom/index.cgi?id=$1 [L]

書いたので、URL欄で
http://labo.dtpwiki.jp/studyroom/03015
でも転送されるよ。こういう時のための、独自ドメインですね。例えば、InDesignの勉強部屋の場合、http://study-room.info/j/ に設置することを提案します。なぜ“j”なのかは、JUMPの意味を持たせつつ、電話口で伝えるときに音で伝わりやすいローマ字を選びました。

~~~

というわけで、アイディアの提案でした。

最近まともに読めてないんですけれども、P.50のイラストが田中圭一。

クソワロタ

田中圭一で過去取り扱った記事。
M.C.P.C.: 「神罰」を女の子に勧められた

  • 田中 圭一: 神罰―田中圭一最低漫画全集

    田中 圭一: 神罰―田中圭一最低漫画全集

  • 「昆虫物語オケラのピー助」、連載時に立ち読みしてたんですよねー

    DTP WORLD は実は学年誌と同じで、4月号で新学期を迎えます。よーく見ているとわかりますが、1年で特集が一巡するのです。

    さて、今月の DTP WORLD は、「DTP & PRINTING RULEBOOK 2007」ていう冊子がついていますので、ここんところ新入社員が入ってこなかったうちはともかく新入社員が入るところにはいいんじゃないかと思いました。

    今回の DTP WORLD は、小森コーポレーションの広告が入っています。国産印刷機の有名メーカーです。ヘルスメーターを配した広告で、ジョブ時間の短縮をダイエットと見なして効率のよい印刷機環境の提案をしているのですけれども、TANITA のヘルスメーターの修正が甘いという意見がありました。

    もっとも、最近のヘルスメーターは見た目デジタル表示の四角い箱でしかないので、TANITA の銘が入っていないくらいの修正をしちゃうとヘルスメーターと認識しにくいのも事実。なかなか難しいテーマだったんだなあと思いました。

    あと、MD 研究会の誌上実験室が今回で最終回なんだそうです。この雑誌に唯一残ったテクノロジー志向の連載だっただけに残念です。お疲れさまでした。

    あと、DTP WORLD、またリニューアルするらしいですよ。前回のリニューアルっていつだったっけ。

    ……ええと、前回リニューアルは、2005年4月号らしいです。
    M.C.P.C.: DTP WORLD 2005.4月号:第一特集が頭の体操になっている件について [blog.dtpwiki.jp]

    きょうのPANDA: 深夜アニメ びんちょうタン [sendagipanda.cocolog-nifty.com]

    2006 DTP WORLD 10月号を読みかえしていたら、「まくのうちびんちょう あったかごはん味」という誌面デザインの特集が組まれていた。深夜番組で放映されていたアニメの書籍だ。すごい夜中にしていた。いつもテレビはつけっぱなしで寝るのでなにげに起きたら放映していた。深夜2時くらいだった。なんでこの真夜中に子供がうろうろするアニメがながれているのか、奇妙だったので間違いかとおもったら、その次週も続きをしていた。

    子供向けじゃないからです!

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