DTP WORLD 2008.7月号:Webとの連携
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DTP WORLD 2008.7月号には、「いまさら聞けない InDesign乗り換え大作戦」という冊子が綴じ込み付録でついてきます。
結構考えられていまして、項目の詳細情報として、InDesignの勉強部屋での、「Study Room の番号」が付いています。
▲詳細情報に、Study Roomの参照が書いてあります
この番号を頼りに、InDesignの勉強部屋のサイトを探せば、詳しく書かれたページが参照できるという仕組みです。
(逆に言うと、InDesignって、Webつながっていないと使いこなせないソフトっていうことでもあるが。)
そんで、せっかくここまで誌面→Webのアクセスラインを確保しているんだったら、もう一歩工夫できるのではないかと思います。
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それぞれのStudy Room情報に単純化したIDを振ってしまいます。例えば、
「InDesignの勉強部屋 Study Room 1.0 No.19」→「01019」
「InDesignの勉強部屋 Study Room CS2 No.04」→「04004」
など。
次に、そのIDを入力したら、それに対応したStudy Roomが表示されるページを作ります。
Filename: index.cgi
#!/usr/bin/perl use strict; use warnings; use CGI; my $base_url = 'http://study-room.info/id'; my $q = CGI->new(); if ( my $id = $q->param('id') ) { my $url; $id =~s/[^\d]//g; if ( $id =~m/(\d\d)(\d\d\d)/ ) { my $version = $1 + 0; my $no = $2 + 0; if ( $version < 5 ) { $version = q() if $version == 1; $url = "$base_url/study/main$version/study" .sprintf('%02d',$no).".html"; } else { my $version_cs = 'cs'.($version - 2); $url = "$base_url/study/$version_cs/study" .sprintf('%02d',$no).".html"; } } else { $url = './'.$q->url(-relative=>1); } print $q->redirect($url); } else { print $q->header(-type => 'text/html', -charset=>'UTF-8' ); print <<'END_OF_HTML'; <head><title>InDesign StudyRoom Quick Access</title></head> <body> <p>InDesign StudyRoom Quick Access</p> <p>ex. StudyRoom CS3 No.3 => 05003</p> <form><label for="id">studyroom id:</label> <input name="id" id="id"/></form></body> END_OF_HTML } exit;
とりあえず、http://labo.dtpwiki.jp/studyroom/に置いた。
そうすることによって、StudyRoomの特定の内容を見てもらいたいときには、5桁の番号を伝え、見たい人は、そのページに入力することで目的が達成できます。
ちなみに、mod_rewriteを使うよう
Filename: .htaccess
RewriteEngine on RewriteRule ^$ /studyroom/index.cgi [L] RewriteRule ^(\d\d\d\d\d)$ /studyroom/index.cgi?id=$1 [L]
書いたので、URL欄で
http://labo.dtpwiki.jp/studyroom/03015
でも転送されるよ。こういう時のための、独自ドメインですね。例えば、InDesignの勉強部屋の場合、http://study-room.info/j/ に設置することを提案します。なぜ“j”なのかは、JUMPの意味を持たせつつ、電話口で伝えるときに音で伝わりやすいローマ字を選びました。
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というわけで、アイディアの提案でした。
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便利な仕組みをありがとうございます。
ある意味、非常に便利だと思います。
ただ、この綴じ込み付録では逆にあまりありがたくなかったりします。
この冊子は、タイトルからも分かるように、これからInDesignへの乗り換えを検討している方向けの冊子です。そういった方は、たぶん「InDesignの勉強部屋」の内容を読んだことがない方が多いことでしょう。
つまり、目的の項目を手動でたどることにより、直接関係ない他の項目にも目を通してもらえる可能性があるわけです。
しかし、直接目的の項目の番号をたたいてしまうと、それ以外の項目を目にする可能性がぐっと減ってしまうわけです。
冊子の設計にそういう意図が暗にあったとしても、結局は利用者に不便を強いていると僕は思います。
靴紐が切れてしまい歩きにくい人を靴紐売り場に案内せずに、包丁売り場やフライパン売り場も見渡せるところに案内し放置するのはどうかと。直接靴紐売り場に案内し、その帰路の途中に包丁売り場やフライパン売り場があって、何でも切れるセラミック包丁の実演販売に興味を持って寄り道していく、そんな設計はいかがでしょうか。
StudyRoomのコンテンツはWebに公開されているわけで、検索エンジンや、他の方のページからのリンクなどで、どんどんStudyRoomの個別ページにたどり着いてしまいます。そのとき、コンテンツ末尾に、他の項目や目次ページの存在を出して誘導すればいいわけですので、いわゆるランディングページとしての機能を持たせることで、当初の目的を果たせるようになるし、冊子で紹介する場合以外の応用も利くのだと思います。
今回提案のツールは、目的の情報に最短距離でいけるためのものですが、そういう需要も確実に存在する、ということも申し伝えたかったことです。