安全な入稿データ作成に強くなるDTPの本、こうた。
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安全な入稿データ作成に強くなるDTPの本(伊藤聡、毎日コミュニケーションズ、2004)を es! books[esbooks.co.jp] で買いました。
書籍についてはこちらへどうぞ。[bk1.co.jp]
なぜ画像載せないかって? 色々事情があるんです!
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僕は印刷屋さんに勤める前は、印刷屋さんに依頼する側だったのですが、プロ(プロって?)から教わることができなかったので、兎に角本を読みまくりました(幸いにもその手の本は今よりも豊富にあった時代です)。そのようなこともあり、この手の「印刷事故回避本」はなるべく読むようにしています。
印刷屋さんが、入稿する側向けの本を読んでどうするの、っていうこともあるかと思いますが、少なからずこのご本を教科書として当方に入稿される方もいるでしょうから、「本に書いてあるのと違う」なんてことでお客様をガックシさせたくないということもありますがこれは僕の個人的な考え。
あらかじめ読んでいれば、世の中のデータ入稿の傾向という物もある程度分かるというものです。
DTP系掲示板で支援差し上げるときも、「ここから先は入稿先依存」という線引きの基準があるはずで、その手の判断をするときにも利用します。ちなみに、僕の線引きはかなり厳しく、結果肝腎なところでは突っ込んだ話もできずCL役に立たないっていうことも多々ありました。
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まだしっかり読んでいないのでちゃんとした書評はできませんけれども、ひとつだけいえることは、このような本を読む人は安全じゃない入稿データなんて作らないということです。
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こんな経験があります。
年始に当方に入稿するデータの制作が間に合わないからと、当社年末休業から大晦日にかけ、帰省を返上して、ちょっと別の印刷屋(クライアント)さんに手伝いにいきました(←そういうのやめとけよ)。
そのとき、そことは更に別の印刷屋さんの人もヘルプに来ていたのですが、同業にもかかわらず、「DTP WORLD」すら(すら?)読んでいないとのこと。
この業界の仕事なんて、覚えてしまえば書籍などで情報を得る必要はないですから無理ありません。覚えるのに書籍さえいらないことも。
つうわけで、DTP WORLD 誌が DTP誌 トップシェアだとしても、こんなありさまです。みんなに伝えたいことなんて、これっぽっちも伝わっていません(←人ごとではないが)。
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この書籍の帯に書いてある、
ISBN:4-8399-1398-6 title="書籍の帯書き"
DTPに関わるすべての人を満足いく仕事へと導くガイド本です。
というのがちょっとむなしく見えたり見えなかったり。
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