印刷会社に居ながらWebをやっていて身に付いたスキルの一つとして、「決められたURLで可変的な内容を提供するシステム」というのがあります。いわゆるAPI(広義の)です。
とあるURLにアクセスして画像が生成されれば、ウェブサイトにimg要素を使って埋め込むことができるし、とあるURLにアクセスしてJSONが得られるのならば、ウェブサイトにJavaScriptを使ってリスト表示もできます。
たとえば、過去に作ったものとしては、
あたりがあります。全国の各地点用に用意されたURLを入力すると、自動的に天気予報情報を取得して、自動組版して一定の大きさの画像を提供する、というものです。
このように、Web上に可変データを公開する系の仕組みはさほど苦労せずとも作れるようになりました。このブログ内では、組版系はPDFJ、画像生成系はImageMagickもしくはImagerで検索するとソースが出てくるようにしてあるつもりです。これは、僕のように印刷屋さんに居ながらWebやらなくてはならない人のために公開していたわけであります。
ともかく、こうやってWeb上で可変情報を生成できるのであれば、そのタイミングごとに可変する情報を、出版時にInDesignに取り込むシステムが実現できるといいなあと思うのも必然であります。
InDesignのHTTPコンテンツ取得は不完全
さて、InDesignですが、実は CTRL+Dで表示される配置ダイアログボックスで、HTTPコンテンツの場所を示すURLを入力することができます。
▲配置ダイアログでURLを指定