INDD 2012要望:HTTPのコンテンツをリンク更新で再取得できるように
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印刷会社に居ながらWebをやっていて身に付いたスキルの一つとして、「決められたURLで可変的な内容を提供するシステム」というのがあります。いわゆるAPI(広義の)です。
とあるURLにアクセスして画像が生成されれば、ウェブサイトにimg要素を使って埋め込むことができるし、とあるURLにアクセスしてJSONが得られるのならば、ウェブサイトにJavaScriptを使ってリスト表示もできます。
たとえば、過去に作ったものとしては、
あたりがあります。全国の各地点用に用意されたURLを入力すると、自動的に天気予報情報を取得して、自動組版して一定の大きさの画像を提供する、というものです。
このように、Web上に可変データを公開する系の仕組みはさほど苦労せずとも作れるようになりました。このブログ内では、組版系はPDFJ、画像生成系はImageMagickもしくはImagerで検索するとソースが出てくるようにしてあるつもりです。これは、僕のように印刷屋さんに居ながらWebやらなくてはならない人のために公開していたわけであります。
ともかく、こうやってWeb上で可変情報を生成できるのであれば、そのタイミングごとに可変する情報を、出版時にInDesignに取り込むシステムが実現できるといいなあと思うのも必然であります。
InDesignのHTTPコンテンツ取得は不完全
さて、InDesignですが、実は CTRL+Dで表示される配置ダイアログボックスで、HTTPコンテンツの場所を示すURLを入力することができます。
▲配置ダイアログでURLを指定
そして、実際に配置ができてしまいます。
実際に取り込めたのですけれども、怪しいので、配置情報を見てみることに。
これどこだよ、ということで調べると?
▲ちなみにオーネットの萌えキャラは赤井結という名前らしいです
どうやら、URLでコンテンツ指定すると、OSの方で一時保管のcacheフォルダにダウンロードして、そこのパスを渡すようですね。これじゃあそのうち消えてしまいます!
というわけで、現状配置ダイアログからは、URL指定でコンテンツを取り込むのはダメということが分かりました。
HTTPのコンテンツをリンク更新で再取得できるように
こんな状況ですので、現状、Web上にあるコンテンツをURL指定でHTTPで取得しても、自動更新されない状況である、ということが分かりました。
つきましては、配置画像や配置テキストなどで参照元URLを保持しておいて、更新かけた時に改めてHTTPで取得しに行くような仕組みがあると大変助かります(主にWeb屋が)。
書いてて思ったけれども普通にJavaScriptでやればできるし、なにやらCS6においても変な階層のメニューからできそうな気もしますけれども、PageMakerから連綿と続くCTRL+Dの「配置」メニューからウェブコンテンツを配置できて、リンク関係も維持されるというわかりやすさが必要なのだと考えます。最近のInDesignは簡単さ、カジュアルさに欠けるんですよね、主観ですが。
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