10年前は2ちゃんねるという匿名掲示板で固定ハンドル付けて書きこんでいた時期なのですけれども、そこで書き込んだ内容がちょうどInDesignに関する内容でした。
キーボードコンビネーションが足りなかったり統一できないならいっそのことコマンド先行方式を採用すればいいのに。 - M.C.P.C.
わかりにくいので、今回改めて要望することにします。
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オブジェクトのハンドルが小さすぎるので大きくするべき
InDesign CS6では、こんな感じです。
▲見慣れているだろうけれども、実は小さいのだ
Adobeのソフトのハンドルは総じて小さい傾向があるのですけれども……
ハンドルが小さいというのは、見た目は5px四方(4px四方の白い四角の外に1pxの実線で書かれている)であり、アンチエイリアスを使わないで表現するぎりぎりの小ささを狙ったんだと思いますけれども、このハンドルをつかむためにマウスを近づけると反応する大きさは、7px四方となります。
▲ハンドルの中心から7pxでハンドルをつかむことができる
いまやパソコンの画面も大画面化しており、広大な画面の中でこんな小さいぽっちをつかむ作業にストレスを感じるのはどうかと思うわけです。
Windows標準のペイントでは30px四方で反応
一方、WindowsのOS標準の画像加工ソフト、ペイントでは、ハンドルを中心として30pxで反応します。
▲ハンドルの中心から30px四方でハンドルをつかむことができる
Windowsで動いているソフトなので、OS標準ソフトでの挙動も参考にしながらユーザインタフェースを作ってほしいところなのですけれども、ともかくInDesignは、ハンドルの反応する範囲が狭すぎるのです。
ちなみに、Macだったらどうかと思い、Mac OS X標準の画像加工ソフトiPhotoで試してみたのですが、目測で24px四方で反応しているようでした。
ペンタブレットで操作性の悪さが顕著に出る
このハンドルをつかむ操作は、マウスやトラックボールなどでは、ハンドルの遠方からポインタを近づけて、マウスカーソルの反応を目でフィードバックを受けたうえで操作します。なので、ハンドルの反応範囲が狭いという問題は人間の操作で防いでいるような状態です。
ところが、この操作をペンタブレットで行う場合は、ペン先のタップを狭い範囲で合わせる必要があり、結構シビアな操作になってしまうのです(ペンタブレットでもタップ直前にタブレット面をかすめるような操作をすればマウスの時みたいな操作はできなくはない)。
よって、ハンドルが反応する範囲を最適化する(少なくとも今よりは大きくする)余地があると考えます。また、僕の主観ですが、ハンドルの見た目に関しても、大画面時代においては小さすぎるのではないかと思います。いかがでしょうか。
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以上、「オブジェクトのハンドルが小さすぎるので大きくするべき」という要望をINDD 2012に提出する次第です。一応10年越しの要望となりますゆえ、なにとぞ、なにとぞ。