イントラネットで PukiWiki を使っていると、なぜかプリントアウトすることが多かったりします、なぜならば Web ブラウザで見るのたるいから。Mac OS 9 時代が長いと、QuarkXPress を立ち上げながら Web ブラウザなんてもってのほか(不安定になって Mac が落ちやすかった)だったのですが、端末が Mac OS X になってもその癖が抜けないようです。人なんて環境が変わってもそんなに変わりません。
さてさて、プリントアウトするときに、たとえば、ページ末に comment プラグインを使っていると、プリントアウトするときに comment プラグインの入力フォームまでプリントアウトされてしまって、改ページの場所などにかかった日にゃ、紙の無駄になってしまって、偉い人に怒られます。
そんで、comment プラグインを CSS で印刷時に display:none; にしちゃえばいいやと思いましたが、PukiWiki の comment プラグインは、そういう用途を何も考えていないっぽく無防備にも div にくるまれずにマッパです。
というわけで、div でくるんであげましょう。
以下は PukiWiki 1.4.5_1 の comment プラグインに対するパッチ。
*** comment.inc.php.orig 2005-01-23 16:01:56.000000000 +0900
--- comment.inc.php 2005-08-26 17:17:27.000000000 +0900
***************
*** 102,107 ****
--- 102,108 ----
$s_page = htmlspecialchars($vars['page']);
static $comment_cols = PLUGIN_COMMENT_SIZE_MSG;
$string = <<<EOD
+ <div class="formcomments">
<br />
<form action="$script" method="post">
<div>
***************
*** 116,121 ****
--- 117,123 ----
<input type="submit" name="comment" value="$_btn_comment" />
</div>
</form>
+ </div>
EOD;
return $string;
あとは、CSSで、印刷時にプリントしないように指定してあげましょう。skin/pukiwiki.css.php の後に、こんなのを付けておきます。
div.formcomments {
<?php if ($media == 'print') { ?>
display:none;
<?php } ?>
}
これで、環境にちょっと優しい PukiWiki になると思います。