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2005年1月26日 01:12

MacのヒラギノがFOPとかでPDF埋め込みできればMacのハウジングサービスは魅力的だけれどもライセンス上それはあり得ないんじゃなかったかしら。

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いまスラドで出ている Mac mini 活用のストーリー:

スラッシュドット ジャパン | 使い方のアイディアを触発するMac mini [slashdot.jp]

で、Mac mini をつかったコロケーションサービス(=ハウジングサービス) [macmini.purestatic.com] とか出てましで、ちょっと考えたんですが、ヒラギノを FOP とかで埋め込めるのであれば、そういう Mac のハウジングサービスを利用するのもいいなあとおもったんですが、確か、ライセンス的に禁止だったと記憶しているのでダメダメですね。

もしそれが可能であれば、あえて、Mac mini でハウジングやる理由たるものになりそうだったのですが、残念です。

つうか結局 FOPとかで埋め込んでいいフォントって一体なんなんだっていう話ですね。ここら辺の不特定多数に機械生成の PDF を配布するときのフォントのライセンスって面倒くさくて追っかけていく気になりません。

どっかにまとめてあるのかな?

去年 PAGE2004 でアンテナハウスの人に、Linux 版 XSL Formatter で、ライセンス的に問題なく使用できるフォントってなにって聞いたらどうやらユーザに判断を任せていたりするようでしたし、フォントベンダはいまだに同じフォントを Macintosh 版/Windows 版 とパッケージングを区別して(=別プラットフォームには入れるなということ)販売しているところが多いですし。

いっそのこと、PDF 埋め込み専用ライセンス(でもそれってテロッパと同じライセンスになるの?)で売ればいいのかもしれないけれども、ニィスは、その逆で、PDF埋め込み不可フォントとして安価にしたフォントを売っていた気もしまして、ある意味ライセンスと価格をちゃんと考えているといえそうなきもします。

やっぱり当分はさざなみフォントだな。

投稿 大野 義貴 [MacMini] | |

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コメント(6)

たしかバンドルされているヒラギノって、フォント自体の改変・配布や再販以外、商用で何をしても良いって、あちらこちらのDTP掲示板で見かけますが。
CLさんもたまに書き込んでいる、DTP駆け込み寺でも誰かがはりきってましたよ。
わだ氏はアップルの山崎氏に確認済みだそうな。
私はメールや電話やFaxでは言えないと言われましたが。
んでもって、文書化も出来ないそうです。
金額的に考えても不自然ですし、世界的な企業で、文書化されない契約が存在するのも理解しがたいのですが。

今回の話題は、Web サービスにおけるフォントのライセンスで、印刷とは別の話で、僕の使っているレンタルサーバでは、フォントのライセンス上、WebDruid の出力に「みかちゃん」を使っているんですが、そういう話です。

僕の持っている資料の中では、
PDTP 2004.5月号:主要フォントベンダー使用許諾権一覧表
であげたのですが、大日本スクリーン製フォントは PDF のエンベッドに制限があるということになっていました。だから、Web サービスで生成される PDF も、ダメなんじゃないかなっていうのが今回の記事の内容になります。

実際、Apache FOP を使って、FO で自動組版した結果をオンライン校正するというものを作ったのですが、フォントのライセンスが怖いので、東風明朝(問題が発覚する前だった)を使っていたりしました。

私はあまり知識も経験もないですが、例えば、
  クライアントからメールなりWebフォームから入稿。
  インデザイン等、デスクトップで組版
  埋め込みPDFファイル出力
  メールで納品
  あとは印刷なり、なんなり好きにして。
という商売は、バンドルされているヒラギノで問題ないらしいです。

今回CLさんがおっしゃっている事と、根本的に何かが違うのですか?
サーバで自動生成するってのがヤバイのでしょうか?
OSXを購入した本人ではなく、ネット経由で不特定多数の非購入者が使用している?

TVのテロップなどに使っても問題ないと、わだ氏がアップルの山崎氏に確認したと発言していました。
たしか、DSのパッケージのヒラギノでは、別ライセンス契約が必要だが、OSXにバンドルされているヒラギノはオッケーらしいです。
TVのテロップなども含めると、数十万円の価格差になるので、私には理解しがたいのですが、わだ氏によれば、アップル社とDSの契約があるらしいです。

ただ明確な文章は世界中どこにもないので、事後訴えられても、どうにもならいという仕掛けではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。

うえださんの考えは、アップルコンピュータの OS にバンドルされているヒラギノ書体のライセンスの範囲がはっきりしなくて不安である、伝聞によると OS バンドル分のヒラギノ書体は 明文化されていないようだがかなり緩やかであるようだ、しかし文章になっていない以上不安である、ていうことなのでしょうか。

なのであれば、やはり自分でお調べになり、事実の積み重ねで結果を得ることが必要なのではないでしょうか。

基本的に僕がこの blog でやっているのは、ソフトウェアをいじくると出てくることを個人の感想として書いているだけですから(もっと正確に言うと2ちゃんねるでやっていたことの延長ですから)、僕がフォントの権利関係についての感想はありますが正解は持っていないということはご理解していただきたいと思うのです。

今回CLさんがおっしゃっている事と、根本的に何かが違うのですか? サーバで自動生成するってのがヤバイのでしょうか?

あんまり根拠がないですが、モリサワ社の GlyphGate のように、サーバでフォントを配信する仕組みは、それ用のライセンスを考えているからあの値段を設定しているわけですから、サーバにモリサワ社のフォントをおいて、PDF を自動生成できるようなサーバ(当然この場合は Distiller ではなく)を作った場合はそれに準じるのかなあと思いました。その前提で、大日本スクリーンのライセンスにおいてもダメなんだろうね、ていうかんじです。

そのうえで、スラッシュドットジャパンのストーリーでは、Mac mini のサーバハウジングのネタが出ていて、「あえて Mac mini でやる意味がないよね」というコメントがあったので、Mac mini で OS がデフォルトで持っているフォント埋め込みができるようであれば、ほかのサービスとは一線を画したシステムができて面白いなあという感想です。

はてな出版くん [hatena.ne.jp] というのがありまして、これは、モリサワを指定しているもののグリフ自体は埋め込みされていません。このようなオンラインサービスから生成された PDF は、PDF/X になりようがなく、印刷用 PDF/X という号令のもと、これらの印刷を目的とした PDF とどのように関係を持っていくかという点はとても興味があるところです。

それで、またちょっと考えたのですが、「アップルコンピュータ製 OS 付属ヒラギノ書体のライセンス」についての blog とかをやられたらいかがですか? 調べたことは蓄積できますし、自分の考えを書いて TrackBack できますし。

# DTP 関係の blog のプレーヤが少ないし。

blog がいやであれば、DTPWiki [dtpwiki.jp] を使っていただくのもいいのではないですか? 1ページそれ用のページを作るというのはどうでしょう。一方的にネガティブな方向にならないようにだれかが手入れする形になると思いますが、どうでしょう。

ご依頼があれば、最初のページを作るところまでは手配して準備しますがいかがされますか?

ご丁寧にありがとうございます。
いや、私は全然不安じゃないんです。何をしてもいいと解釈していますので。
もちろんアップル社には問い合わせました。メール数十通のあと電話。メールはDSにもCCしましたが、DSからは全く返答なし。
結局、電話でも「あなたのビジネスの規模は?」などと意味不明な質問ばかり繰り返されてました。<アップル山崎
最後には、直接話したいので来て下さいと。
東京?無理です。。。

私は印刷PDFワークフローは全くなのですが、オンラインから印刷用PDF生成ってのは、劇的なものがありますね。
埋め込まれていないPDFってのは、昔のモリサワビットマップで作業して出力サイドでゴニョゴニョみたいな感じで、なんとかいけるんでしょうか?これじゃ劇的ではないかぁ

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