らいむいろ戦奇譚の印刷物のマニュアルは、カラマネが失敗した例である。
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前エントリで、らいむいろ流奇譚X の話をしたので、ついでだから、皆さんのお手元のらいむいろ戦奇譚のゲームのマニュアルをご覧くださいな。ええっ? ない?
↓どぞー
↑いちおうアダルトゲームです。注意。でも、どちらかというと注意するのは、同梱されているらいむ隊の声優さんのプロモムービーの方です(たしか DVD版限定の特典)。「そうよ、ソロパートよ!」ていう感じかどうか知らないけれども導入されたソロパートは声優さんの発声がなかなかキビシくてアレです。マニアならおすすめ。
このゲーム、パソゲーにありがちな、「水-火-金-木-土」の5元素がどーたらで強弱が決まっていて、味方の色と敵の色の組み合わせを考えながら敵をやっつけるシミュレーションゲームです。ギャルゲーパートはおまけです、ていうとあかほりさとるがかわいそうかしら。でもサクラ大戦の縮小コピーっ+エロ絵だというのは否めません。
で、パソゲーの古くからの習慣で、5元素にそれぞれ RGB のベタの色を振ってキャラクターに色をつけたり、ゲーム GUI 中のアイコンに意味づけしたりするのです。水だったら G255B255、火だったら R255 等。
RGB 8色の時代を経験しているとつい RGB のベタの色で指定したくなるんでしょうね、しらんけれども。
そして、それら色によってゲーム中の戦闘での強弱を説明をする印刷物のマニュアルは、安易に Photoshop で RGB から CMYK に変換されてしまっているのですね。画面上の色と対応が付かない色になってしまいました特に R255B255! COLOR 3!
カラーマネージメントは、色を合わせる技術って言うよりも、色を管理する技術なので、合わせられない色っていうのはあるけれども無理に変換したらどういう色になるかあらかじめわかるというのもカラマネの仕事です。ていうかパソゲーの画面の場合、本当の色がない場合が多いと思いますから(先ほど説明したとおり思いつきで デバイス依存値を指定しがちだと思います)、カラマネの仕事は、ある色空間(←適切な色空間でないことが予想される)の RGB を ある色空間の CMYK に変換したときにどうなるかということになります。
適切なやり方をしていれば、もうちょっとわかりやすいマニュアルになったと思うだけに残念です。ていうかあのマニュアル、見てたら負ける。
それ以前に、あのシミュレーションゲームパートは出来がよくなかったという事実はあるけれども。らいむいろ流奇譚Xでは、そこの部分改良されているらしーですね。無意味に 3D キャラがグリグリするらしいですけれども。サクラ大戦風なのかなあ。やっぱりマネなのか?マネなのかぁ?
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