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2005年9月21日 05:28

GhostScriptでEPSにTIFFプレビューを付ける

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Macintosh プレビューはリソースフォークに入っているので、Windows 環境ではリソースフォークを利用できないから表示できないわけですけれども、8年前にこんなソフトが出ていることを思い出しました。

Macintosh用EPSファイルをWindows環境対応形式に変換
プレビュー形式変換ソフト「PREVIEW CONVERTER」を発売
[screen.co.jp]

Macintosh環境でのDTP(デスクトップ・パブリッシング)で使用されるEPSファイルは、通常、実際のデータが格納されているデータフォークと表示用のデータなどが格納されているリソースフォークに分かれており、レイアウト作業の時に表示されるPICT画像(プレビュー)は、リソースフォークに格納されています。ところが、Windows環境やUNIX環境(以下PC)では、リソースフォークという概念がなくMacintosh用に作成されたEPSはPC上ではこのプレビューデータを保持することができないため、アプリケーションソフトではプレビュー表示できずレイアウト作業に支障をきたします。その対策として、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator、MacroMedia FreeHandなどのアプリケーションソフトを使えば、EPSに関してはプレビューデータを保持するためのフォーマットが規定されており、PC用のEPSフォーマットを出力することができます。しかしながら現実的には、Macintosh用に作成したEPSをこれらのアプリケーションソフトで一つ一つを変換するには手間がかかります。

そこで、この「PreviewConverter」を使用すると、バッチ処理にて、一度に大量のMacintosh用EPS(PICTプレビュー形式)をPC用EPS(TIFFプレビュー形式)に変換することができます。


Macintosh よりもWindows 機で作業した方が速い今だからこそ必要な気もしますけれども、おそらくディスコンです。

~~~

ところで、このソフトを使わずとも、GhostScript を使うことによって、TIFF プレビューを付けることができます。たとえば、Windows 環境にて、GhostScript をインストールしたあと、こんな感じでバッチファイルなどを作ってみたらどうでしょう。

filename: addprev.bat

for %%a in (*.eps) do C:\Progra~1\Ghostgum\gsview\epstool.exe -t6p -zbmp16m -r144 -oc:\tmp\%%a %%a
 

c:\tmp に、TIFF プレビューが付加された EPS ファイルができます。当方では、Windows 版 PageMaker 7.0J から書き出したEPS を、Mac 版 QuarkXPress 3.3J に貼り付けるときに中身が見えないのでこれでプレビューを付加して作業していました。おためしあれ。

(DTP 駆け込み寺に投稿した記事そのままの手抜きモードです。)

投稿 大野 義貴 [Script] | |

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