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2006年8月 3日 21:29

Excelをワープロ代わりに使う人たちは、MS ゴシックはウェイトがBold相当なのでけっこう太いのに画面上で見にくいという理由でBold属性付ける

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Microsoft Office 2003 では、バンドルフォントとして、リコーの HG シリーズのフォントが付いてきており、Windows に標準搭載の MS シリーズを含めてファミリーを成していたりします。

ウェイト ゴシック 明朝
Extra Bold
(すごく太い)
HGゴシックE HG明朝E
Bold
(太い)
MS ゴシック HG明朝B
Medium
(中くらい)
HGゴシックM  
Regular
(ふつー)
   
Light
(細い)
  MS 明朝

というわけで、和文フォントは(今度の Windows Vista に搭載されるメイリオフォントは知らんけれども)、ボールドスタイルによる指定はしないで、フォントファミリー内のウェイトが大きいフォントを選択し直すのが基本です。

でも、「Bold(ボールド)」ボタンがアプリに用意されていると使っちゃうよね。特に、Excelをワープロ代わりに使うような、文書の再利用とか構造化とか興味ない人たちは、ものすごく気軽に、「MS ゴシック」に「Bold」を指定してしまいます。それ、ウェイトがもともと「Bold」だから印字で文字がつぶれちゃうよ!

Boldtubure
▲上:ボールドなし、下:ボールド指定。こんなにつぶれて印刷される処理系もある

どうしてMS ゴシックに「Bold」かけるの? て聞いてみたら、「画面だと細くて見にくいから見やすくするため」とか言われます。MS ゴシックのビットマップフォントが、「Bold」にふさわしくない細さで表現されているが為の悲劇。

Boldtubure2_1
▲上:印字、下:画面表示。画面表示上はそんなに太くないように見えてしまう

~~~

何が言いたいか、ていうと、太字にしたいのなら、ボールド指定しないで、太いフォントを選んでほしい、ていうことなんです。ていうか入力時に見やすくするためにボールド指定するっていう思考パターンって、大事な何かをわすれてしまっているような気がする……

投稿 大野 義貴 [パソコン・インターネット] | |

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コメント(4)

ごめん…エントリのタイトルがつぶれて読みづらいのは、エクセラーを揶揄したギャグではないのね…orz

ごめん…エントリのタイトルがつぶれて読みづらいのは、エクセラーを揶揄したギャグではないのね…orz

Safariに あわせて、font-weight:bold 指定してあるんです。Safariは、この項の話とは別に、font-weight で、ファミリ内のフォントを選定するような動きしますので。

それって、「太いフォントを使ってくれない」ユーザーの問題じゃなくて、「太字ボタンを押したときに太いフォントを探してきてくれない」Office(あるいは表示システム)の問題じゃ?

それって、「太いフォントを使ってくれない」ユーザーの問題じゃなくて、「太字ボタンを押したときに太いフォントを探してきてくれない」Office(あるいは表示システム)の問題じゃ?

MS 明朝へ「ボールド指示」したときに、HG明朝B と HG明朝E のどっちを使うべきなのでしょう? MS ゴシックとHGゴシックでファミリーであると認識させるにはどうするかとか(そもそも認識できていたら Windows はちゃんとそれで表示する仕組みになっているはず)、いろいろ問題があって、欧文フォントの bold スタイル(と italic スタイル)というものと、和文フォントのウェイト別のバリエーションは相性が悪い。

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