和文基本5書体が無い世代
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モリサワフォントから10書体を選べという命題が後輩に与えられたのだが、ことごとくモリサワ和文フォント基本5書体を外したチョイスを目の当たりにしたとき、なんだか僕自身が先入観にとらわれていた感じがして鉄棒で殴られたような気分だった。
さすがに じゅん101 はいらんけど。ていうかムリ。
基本5書体つうのは、
- リュウミンL
- 中ゴシックBBB
- じゅん101
- 太ゴB101
- 太ミンA101
のことです。そろそろこれ覚えていなくてもいい時代なのかも。
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目的が違う物を選ばせれば、違う結果になるでしょうが。
当時、一般的にどこにでもあった書体、というのが基本書体の意味であり、それが組版に適切かどうかは別の話。
組版屋としては、リュウミンLは細すぎ。特にCTPでは顕著でしょ。ここはRが基本になってくる。中ゴやじゅん101の文字バランスは決して良いものではない。他に選択肢があれば使いたいでしょ。
観点がずれたことをやらせて、結果が思うのと違ったって、当然だと思うが。
ron.さん:
だから、後輩の選択は否定していなくて、僕の頭が凝り固まっていたんだなあと書いた次第です。
そういう意味で、明朝とゴシックのファミリーで揃えようとすると10書体はオーバーしてしまうので難しい課題だったと思います。