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2008年4月30日 12:21

GoLive9ディスコン。しかしAdobeのディスコンはユーザの立場に立ってないよね、毎度のことながら

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Adobe GoLive 9がディスコン。ていうはなし。

InDesign居残り補習室 GoLive 9 開発および販売終了 [kstation2.blog10.fc2.com]

GoLive9、去る4月28日で開発および販売終了だそうですね。
GoLiveユーザーのため、AdobeはDreamweaverCS3に安く移行できる価格を用意しているようです。

ソフトウェア開発リソースというのは限度があるわけで、Adobe Systems Inc.も企業であるからリソースを割けない製品をディスコンにするのは当たり前の話しで、それはそれでやむを得まい、と思います。

しかし、ソフトウェアの商売っていうのは、ベンダ側の都合だけではなく、利用者側の都合もあるわけで、毎度の事ながらAdobe Systems Inc.のやり方、需要があるにもかかわらず販売終了、ていうのは利用者の都合を無視した話しであり、Adobe Systems Inc.のみならずアドビシステムズ株式会社が嫌われることになるきっかけを毎回毎回自分で作っているわけで。

販売継続を続けることで販売に関するコストがかかるだろって言うのは、自慢のアドビストアでダウンロード販売のみにすればいいし。

サポートコストかかるだろ、ていうのは、サポートだけ終了、過去のサポートデータベースは公開したまま、ていうことでいいだろうし。

ディスコン製品のアクティベーションしなきゃいけないだろ、ていうのはAdobeが会社として存続する限りアクティベーションシステム動かさなくてはならないし。

ディスコンていうのはベンダ側のディスコミュニケーションでもあるけれども、上記のような策をすることで、利用者側からのコミュニケーションチャンネルを確保することが出来て、ベンダと利用者の相互理解が(それなりに)出来るものと思います。

相互理解、そこが問題で、同じく先日ディスコンになったQuarkXPress 4.1Jの場合、「発売からもう10年だし、今更Mac OS 9の製品でもないよね? もういいよね?」という心情は最近のQ社の動向と相まってビンビン伝わってきて、「まーしょうがないかなー」とつい納得してしまうのです。相互理解には情緒的なものが充分絡んでいます。

そういう意味で、ソフトウェアっていうのは、製品の購入にて発生する契約とは別に、そのソフトウェアをどうしても使いたい、と思う利用者の意志があって、現在のとあるソフトウェアベンダはユーザの意志との自社の都合とのすりあわせをするという意識に乏しいなあと思います。

投稿 大野 義貴 [パソコン・インターネット] | |

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