DTPデザイナーは確実にいる
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これでも、昔はその言葉が広がるのを阻止していたんだけれどもねえ……。いまや実際にその呼び方で呼ばれている人、または自称している人はわんさかいるので。
■気になるデザイン[12]「DTPデザイナー」って何?/津田淳子 : 日刊デジタルクリエイターズ [blog.dgcr.com]
名刺の肩書きにそう書いてある人もひとりもいないなぁ。これはいったいどういうことだ。うーむ。
DTPデザイナーの大半は、名刺を持たずに社外に出ないで働いているからなんだと思います。というか、肩書きはなんちゃらデザイナーではなく「制作部」とかで済むのが現実では。
私は4年くらい前まで、DTP専門誌の編集を6年ほどしていたが、そのときDTPデザイナーという言葉を誌面で使わない、と決めていた。私がそのDTP専門誌に携わり始めた頃にはDTPデザイナーという言葉自体、耳にしたことがなかったような気がする。それがいつの頃からか、Webや求人誌、お稽古雑誌などでそういう言葉を目にするようになってきた。
その雑誌ってDTP WORLDだと思うんですけれども、作業従事者側の意見がほとんど出ない雑誌でしたので(巻末の読者感想コーナーだけ)、DTPデザイナーの発見が遅れたのはむべなるかなと思いました。しかも、あの雑誌、読んでいる大半はDTPデザイナーだったりしやしないか。
余談。
CTPオペレータという言葉もあるんだよね。うちはDTPソフトのオペレーションからデジタル面付け作業、検版作業、CTPの操作メンテまでできるのが基本だったので、CTPオペレータという言葉が生まれる余地がなかったんだけれども、デジタル面付け作業が専門化すればCTPオペレータという言葉が生まれてくるのは想像に難くありません。
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いつも楽しみに読ませてもらっています。
DTPは手法であったり技術ですから、「DTPデザイナー」という肩書きはちょっと違和感ありますね。「DTPオペレーター」っていう呼び方は納得。彼らの技術や知識はワンランク上ですから。
余談:
「CTPオペレーター」ってのも分かりますが、一般的にCTPって言葉が普及してないですし。以前DTPとDTPrを区別しようという意見もありましたが(プリプレス側のプライドなんでしょうね)、今はあまり聞きませんね。
「DTPデザイナー」「CTPオペレータ」
ここら辺は、求職にそう出ちゃった時点でもう終わり(定着)だと思います。求職欄は異業種に対する窓ですので。
(求職欄へは、誰が出稿しているか、ていうのも言葉が生まれた謎を解く鍵だと思います)
というわけで、違和感があるでしょうが、もう諦めましょうw
別視点で、「DTPエキスパート」「DTP検定」なんて言うのもありますが、あれも異業種の人や未経験者に対してDTPとやらがコンピュータ業界に所属していることをアピールする面で役に立っています。書店でDTP試験の参考書棚があるとないとでアピール全然違いますよね。