奥村印刷:DTPファイルLauncher
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われわれの世代だと、マイコンBASICマガジンを印刷していたことで有名な奥村印刷ですが(欄外の読者欄で奥村印刷のやすきよコンビという人が出ていた)、その奥村印刷さんが新製品。
奥村印刷/『DTPファイルLauncher』を発表 [www.print-better.ne.jp]
■商品の概要
本商品は,QuarkXpress/ InDesign/Illustrator/Photoshop/PageMaker/FreeHand/Acrobat といったDTPアプリケーションで作成された複数のファイルを,ツールのアイコンに Drag & Drop するだけで高速で自動識別し,起動したいファイルを該当バージョンで一発起動が行えるMacintosh用のランチャーツールです。
この業界にいない人はわからないかもしれませんが、DTPソフトは、とあるソフトがバージョンアップすると、たいていは古いバージョンを残したまま新バージョンの手配をしなくてはなりません。なぜかというと、ソフトウェア製造元が、旧バージョンデータを新バージョンで処理したときの完全互換性を満たせていないからです。
新しいバージョンのソフトがあるのに、制作したときの古いバージョンのソフトで作業するのが一番安全。これがDTP屋さんにおける常識であります。
しかし、ソフトウェアとしては、古いソフトと混在して使われることは想定していない(ことになっている)ので、古いソフトで作ったデータを普通に作業しようとすると、勝手に新しいソフトが起動してしまいます。
この動作で何人首になったか、知りたくもないけれども、おそらく居るはず。
そこで、「DTPファイルLauncher」を使えば、制作したときのバージョンが確認でき、さらに該当バージョンのアプリケーションで開けるわけです。これはすごい!
というわけで、出力センター業務とか、そういうところで役に立ちそうですが、価格が1万数千円ということで、ケチって1本だけ導入してバージョンチェック専用マシンのみで使うなどトホホな運用にもなりそうです。FLIGHT CHECKもそうだったと思うけど。
あと、奥村印刷 [www.okum.net] さんの製品ニュースページ[www.okum.net](PDF注意)、PDFになっているのがもったいない。ソーシャルブックマークされないので、せっかく稼げるであろうアクセスが取りこぼしちゃう。もったいない。
あさってから開催される、PAGE 2009[www.jagat.or.jp]では、ポーラメソッド/極東貿易(D-22)で案内があるらしい。行かれる方はご確認を。
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