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2011年6月 6日 22:47

Twitterのウェルカムバナーでの告知は機能していないのでは

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Twitterには、運営者側からユーザーに情報を伝えるため、ウェルカムバナーなるものがあります。

Welcomebanners
▲ウェルカムバナー

そのネーミングはちょっと……とか思った人は、TwitterのHTMLではちゃんとwelcome-bannerというクラス名が振られているのを確認してからにしてください。

で、このウェルカムバナーは、

  • 運営者側が新規に情報を出したいときには強制的に表示させられる
  • ユーザーは表示させたままにもできるし、消すこともできる
  • 消しても、新しい情報が運営者側から発せられたときは表示されてしまう

という感じで、目覚まし時計のスヌーズ機能のように、何回閉じても新しい情報が提供されたら表示されるので、運営者側の情報をユーザーがいったん目にしてくれることが期待されるわけですよね。

こりゃーいい、ということで、自分の管轄のウェブサイトにつけてみたんです。

結果……ウェルカムバナーを閉じる人はほとんどいないという結果に……(Google Analyticsのイベントトラッカーで測定)

それで、よーく考えてみると、Twitterのように、画面上部にリキッドで張り付くデザインの場合、あっても無くてもそんな違和感感じないので、ユーザーは「閉じる」を選択しないまま使っている人が多いのではないか、ということ。このシステム、ユーザーに「ウェルカムバナーを閉じる」という労働をしてもらうことが情報伝達の過程で必要なので、ウェルカムバナーを閉じない人が多いなら機能はしていない、ということになりますよね。

そのころはてなブックマークでは……

Infoheaders
▲インフォヘッダー

はてなブックマークの場合、角丸の矩形の中に情報を表示させる方法をとっていました。バナー広告に近いデザインなので、バナー広告=うざい、の刷り込みが完成している人だったら、「閉じる」を選択するだろうなーとか思いました。

いずれにしても、ユーザーがお知らせを閉じる、という行動が伴わないと完成しない情報伝達システムなので、デザインに気をつける必要はあるし、過信はできないってことだと思いました。

投稿 大野 義貴 [Web] | |

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