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2012年3月 7日 23:40

TypeSquareでプラスを含むメールアドレスで登録できないのは仕様

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Typesquaremailaddresserror

モリサワのウェブフォントサービス、TypeSquare(http://typesquare.com/)にて、ユーザ登録時にメールアドレスにプラスを含む場合、登録できないという問題があるのを質問してたのですが、返事が来てました。

曰く、「アドレス内の『+』記号が、 弊社メールサーバで利用できない記号」とのことで、利用できないんだそうです。

というわけで、プラスがないメールアドレスで登録すればよいとなむ。

で、それはいいとして、話題はモリサワ社がプラス付きのメールアドレスに対応すべきであるという話に移る。

実際のところ、プラス付きのアドレスを利用する場面で一番多いのは、Gmailを使っていて、たとえばhoge@gmail.comを持っているならば、楽天に登録するならhoge+rakuten@gmail.com、Twitterならばhoge+twitter@gmail.comとする場面。メールアドレスの@前のアカウント名部に+rakutenとかすると、受信する場所は同じだけれども、実質メールアドレスは別のものが用意できる(エイリアス)、というわけです。

各サービスにメールアドレスが別だけれども受信が同じところでできる、ということで、①各サービスから来たメールをメールアドレスに付加したキーワードをもとに振り分けできる、②サービス側で情報漏洩が発生したとき、どこのサービスから漏れたか判別しやすい、などの利点があります。

1つのGmailアカウントでたくさんのメールアドレスを作る方法 - nanapi Web [nanapi.jp]

実はこの手法は結構古くから存在していて、ざっと見てみると2007年ぐらいのエントリが見つかります。特にWebとの付き合いが長い人であればGmailを使っている確率も高くなるわけですから、Gmailのメールアドレスのエイリアスを活用している人も結構いるはずです。

今回のモリサワTypeSquareは、ターゲットが印刷業界だけではなくて、Web業界にも広がっているはずです。であるならば、ユーザーでもGmailを使っていて、更にメールアドレスのエイリアスを作って登録したい人もいるはずです。モリサワ社は、そのようなニーズがあることを事前に予測できていて、プラス記号が扱えるメールシステムを要件に入れて開発しておけばよかったと思うし、今後のWeb業界のユーザーに対するアプローチを積極的に行って行く上でも、メールシステムの改良は行われるべきだと思うのです。

要はプラス付きメールアドレスを使いたい見込み顧客にそっぽ向かれないようにすべきだってこと。こういう些細なところをしっかり押さえておくのも、オンラインで商売をするには重要ではないかと思ったりしています。

投稿 大野 義貴 [フォント] | |

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