線数を出力する製版記号EPSファイル
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HDDを漁っていたらこんなのがでてきたので、Webの方に掲載してみた。
むかしむかし、今の会社に入った頃だったかしら、こんなの作ってたんですね。ものによって線数を変えて出力する必要があるのだけれども、出力したものがはたして希望の線数になっているのかどうか確認するのが線数ゲージってんじゃあ前近代的。というわけで作ったPostScriptでした。
PostScriptの仕組み(特にスタック)を垣間見たおもいがしました。
製版記号がこれ以上増えるとかなわんというのと、めったに間違わないというのとで、結果的に使わなかったんですけれど。
※今回はあちこち後から修正せねばならない箇所が多そう。
以下、XMLがうまく読めないブラウザの方のための、
拙稿線数を出力する製版記号EPSファイルからの引用
【線数を出力する製版記号EPSファイル】 初出: 2004.3.7 更新: 2004.3.7【特徴】
フィルムやCTPなどに出力する際、目的のスクリーン線数で出力できているかどうか、線数ゲージがなくても一目瞭然になります。【ダウンロード】
lpi.eps ( 356 Byte )【使用方法】
面付けソフト等で、製版記号として貼りこんでください。epsがRIPまでそのまま無加工で送信されるようなシステムを想定しています。
当方で確認したのは、DK&A INposition 2.0で、全ての版に入る製版記号として入れました。
面付けソフトによっては、epsを書き換えてレジストレーションとする必要があるかもしれません。
【動作原理】
表示部は、PostScript赤本のサンプルをそのまま使いました。
/Helvetica findfont
12 scalefont setfont
0 2 moveto で、フォント(Helvetica)と、サイズ(12pt)と、位置(バウンディングボックスの左下から、x=0pt,y=2pt)を指定。
currentscreenは、現在のスクリーン線数、網角度、ハーフトーン辞書の順番でスタックに積みます。
pop popで、目的のスクリーン線数の値が出てくるまで2回スタックから捨てています。
20 string cvs showで、スタックにあるスクリーン線数の値を20文字分の文字型に変換して出力(BASICでいうSTR$みたいなもの)。
( lpi) showで、lpiを出力。漢字で書きたい場合はGothicBBBあたりをフォントとして指定している必要があります。
showpageで、表示します。EPSなのでshowpageはいらないのですが、貼り込み先のPostScript内でshowpageを無効にする約束なので、あってもよし。
※PSを作ってからGhostscriptでEPS化しました。
【既知の問題 】
・InDesignなどで出力する際、やり方によってはRIPに届く前に処理されてしまい、「60.0 lpi」(デフォルト)と出力されることもちらほら。
【応用例】
1.PostScriptの命令のなかで、数値を返すもので応用できるかもしれません。例えば、このEPSでスタックから2回捨てているところを1回にすれば、網角度が得られるはず(未確認)。
2.プレビューのないことが気になる人は、Illustrator等で適当に書いたEPS書類のプレビュー部分をテキストエディタなどで移植するといいです(TIFFプレビューを移植して動作確認済み)。
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