REDHAT系LinuxでMacOSXからでも平気なnetatalkをインストール
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当方では、REDHAT Linux 9 に netatalk を入れて、afpサーバとしてテストしてましたが、長らく、MacOSX からアクセスするとディレクトリエントリがぐっちゃぐちゃで正常にアクセスできないという現象にみまわれていました。
さっき、2ちゃんねるの netatalkスレッドで、解決法が投稿されていたのを見たので、試してみました。
参考URLとほぼ同じですが、「netatalk1.6.4」「REDHAT9」「eucsjisパッチを組み込み」「MacOSXからアクセスしても大丈夫」という部分で構成してみました。
手順
sourceforge
から netatalk1.6.4 と、eucsjis160.patch をダウンロード。
N+I Network Guide 2002年11月号「自分で作って身につける Linuxサーバ運用のコツ」のフォローアップ
から、netatalk.conf.patch をダウンロード(ここの atalk.patch は今の netatalk1.6.4 の --redhat オプションで生成される起動スクリプトにはパッチできないのでダウンロードしない)。拡張子が.txtになっていると思われますので、変えておいてください。
ここから、atalk.patch をダウンロード。
ホームディレクトリ(当方では /hoge/cl)に netatalk というフォルダを作って、その中にすでに netatalk-1.6.4.tar.bz2、eucsjis160.patch、netatalk.conf.patch、atalk.patch があることを想定しています。
$ cd ~/netatalk
解凍します。
$ tar xjvf netatalk-1.6.4.tar.bz2
eucsjisパッチを当てます。
$ cd netatalk-1.6.4 $ patch -p1 <../eucsjis160.patch
patching file etc/afpd/afp_options.c Hunk #2 succeeded at 460 with fuzz 2 (offset 24 lines). patching file etc/afpd/desktop.c patching file etc/afpd/desktop.h
congifureします。
$ ./configure --sysconfdir=/etc --with-did=cnid --with-pam --with-shadow --with-flock-locks --enable-redhat
checking build system type... i686-pc-linux-gnu checking host system type... i686-pc-linux-gnu checking target system type... i686-pc-linux-gnu ... config.status: creating config.h config.status: executing depfiles commands config.status: executing default commands
makeします。
$ make
make all-recursive make[1]: 入ります ディレクトリ `/home/cl/netatalk/netatalk-1.6.4' Making all in libatalk make[2]: 入ります ディレクトリ `/home/cl/netatalk/netatalk-1.6.4/libatalk ... make[2]: 出ます ディレクトリ `/home/cl/netatalk/netatalk-1.6.4' make[1]: 出ます ディレクトリ `/home/cl/netatalk/netatalk-1.6.4'
インストールします。
$ su Password:********
# make install Making install in libatalk make[1]: 入ります ディレクトリ `/home/cl/netatalk/netatalk-1.6.4/libatalk' Making install in adouble ...
起動する前に、パッチを当てます。
# cd /etc/netatalk # cp netatalk.conf netatalk.conf.org # patch <~cl/netatalk/netatalk.conf.patch patching file netatalk.conf
# cd /etc/rc.d/init.d/ # cp atalk atalk.org # patch <~cl/netatalk/atalk.patch patching file atalk
起動します。
# /sbin/service atalk start
Starting AppleTalk services: Starting atalkd:[ OK ] Registering primrose:Workstation: [ OK ] Registering primrose:netatalk: [ OK ] Starting papd:[ OK ] Starting afpd:[ OK ]
結果
- MacOSXからでも正常にディレクトリエントリが見られるようになった。
- eucsjisパッチが当ててあるので、eucベースのLinux上でもファイル名が確認できる。
- sambaでeucエンコーディングのファイル名を付けている場合との整合性がよい。netatalkがあるからといって申し訳なさそうにsambaをcapエンコーディングにする必要がない。
- 当方の都合ですが、sjisのftpクライアントから入稿されることがほとんどで、入稿されたデータをafpでひっぱるときは、sjisに設定すると楽です。
参考にしたWeb:
sourceforge:netatalk
Macな話
N+I Network Guide 2002年11月号「自分で作って身につける Linuxサーバ運用のコツ」のフォローアップ
2ちゃんねる:netatalkについて語るスレ
2004.3.24修正:2ちゃんねる:netatalkについて語るスレのリンク先がサーバ移転によって変わりましたので変更しました。
2004.5.11修正:2ちゃんねる:netatalkについて語るスレのリンク先がサーバ移転によって変わりましたので変更しました。
2004.5.11追記:Fedora Core 1 に netatalk 入れる方法を書いた記事を作ったのでこちらもどうぞ。
Fedora Core 1最小構成にnetatalk2.0β1をインストール
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はじめまして。
MacにVineLinuxを入れて使っています。
やっぱり、OSXからアクセスすると、ファイルが見えたり見えなかったりするようです。
大変参考になる記事をありがとうございます。
と、言ってもとりあえずOS9からアクセスする事で逃げてますが…