OPIはおっ█いの略ではありませんのでそこんとこよろしく
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「喉元過ぎれば熱さを忘れる」といいますが、ことわざの意味はともかく、DTP 作業に存在するシステムの中でも、OPI(Open Prepress Interface)システムは、喉元を過ぎる速さを求めるシステムそのものと言えるでしょう。
ファイルサーバにある画像ファイルをクライアントマシンのレイアウトソフトで PULL してきて ページ構造を構築して、PSプリンタに PUSH するのは、ファイルサーバから直接プリンタにデータを送るよりも遅くなるのは当然だし、PULL したり PUSH したりする時間、クライアントマシンがそれにかかりっきりになって、ユーザとしては、待ち時間と認識されて面白くありません。
そこで、OPI システムがあれば、クライアントマシンのプリント指示は、OPI サーバに対し、クライアントマシンの組版要素(文字・部品)に、ファイルサーバ上の画像ファイルをはめ込みなさい、という指示だけになり、プリントアウトダイアログの解放はものすごく早くなります。ユーザは、喉元過ぎれば熱さを忘れるがごとく、見掛けの待ち時間のない快適な DTP ライフを楽しめます。ビバ技術革新! 実際には、現場としてのキャパが大きくなるということなので、仕事がどんどん入ってくるという悪循環になりがちです。ビバ労働負荷増大!
データ
- 画像
- なかまさんの 80 MB の eps 画像を A4 に4つ貼ったよ! 最近では標準的な容量かも。
ついでなので、なかまさんの画像がある楽しいページ [hirax.net] を貼っときますね(これ貼っとかないとタイトルと合わなくなる [hirax.net] )。 - 環境
- G5(仮面ライダーV3タイプ、ダブルタイフーンがイカすが残念ながら変身はしないようだ)
- 出力
- アプリで分版。(←時代錯誤?)
- 計測
- プリントダイアログでプリントボタンを押してから、出力中のダイアログが無くなるまでを、ストップウォッチで計測。
結果
QuarkXPress 6.1 OPI なし:52秒
QuarkXPress 6.1 OPI あり: 1秒
InDesign CS 3.01 OPI なし:35秒
InDesign CS 3.01 OPI あり: 1秒
QuarkXPress 3.3 OPI あり: 6秒(G3/266、参考)
~~~
というわけで、G5 もいいですが、OPI は速いぇーとあらためて認識しました。解放が。つうか OPI を 使わないワークフローの場合、InDesign CS の 35秒ですらイライラしちゃいます。つうか僕が使っているのはいまだに G3 なわけですが。
あと、InDesign CS の場合、透明効果を使っちゃって、OPI の効果が得られないものを作りがちなので、その点では、QuarkXPress のほうが OPI との相性はいいと言えそうです。
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