M.C.P.C.

―むり・くり―プラスコミュニケーション(更新終了)


| トップページ |

2004年10月 8日 00:00

netatalk 2.0-rc2 + REDHAT 9

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

netatalk_icon_2.png我が家での懸案であった、REDHAT 9 における netatalk 2.0-rc2 の稼動が可能となりました。

~~~

まず、今稼動中の netatalk 2.0β1 で提供されているボリュームを、Mac OS X の HFS+ ボリュームにコピーしておきます。

つぎに、RPM Search [rpm.pbone.net] から、db4-devel-4.1.25-4.i386.rpm, db4-4.1.25-4.i386.rpm を落としてきます(RedHat Other ていう Distribution になっています)。

そして、Linux でこんな感じで db4、db4-devel をインストールします。僕の場合、試行錯誤して、db4-4.0.14-20 を消したりしているので、もしかしたら依存関係が変かもしれません。

[root@primrose db4]# rpm -Uvh db4-devel-4.1.25-4.i386.rpm db4-4.1.25-4.i386.rpm
警告: db4-devel-4.1.25-4.i386.rpm: V3 DSA signature: NOKEY, key ID 897da07a
Preparing... ########################################### [100%]
1:db4 ########################################### [ 50%]
2:db4-devel ########################################### [100%]


これさえ入ってしまえば、netatalk 2.0β2 以降の、db4 が 4.1 以上という要求事項を満たしますので、いつものビルド手順で OK。

~~~

僕の環境では、db4 を入れ替えたことによって、ボリュームが見えなくなってしまったので、マウントボリュームにある不可視ファイル・フォルダを削除することで対処しましたが、ドキュメントによると、冒頭に書いたようにあらかじめ退避しておき、netatalk のアップグレード後にボリュームに戻すのがいいようです。

ちなみに、Fedora Core 2 で構築してきたサーバでは、netatalk 2.0β1 から順番にアップグレードしてきましたが、ボリュームが見えなくなるということはありませんでした。こちらは、ディストリビューションとして db4 は最初から 4.2 が入っているので、いじっていません。

~~~

ところで、sourceforge には、Patch to support CJK charsets. というパッチが出ていますね。入れたほうがいいのかしら。


(2004.10.30 19.24補足)

このままだと、httpd などの、libdb-4.0.so を要求するものが動きません。

http://cl.cocolog-nifty.com/dtp/2004/10/netatalk_20db4d.html

にて、補足しています。

投稿 大野 義貴 [netatalk] | |

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.dtpwiki.jp/MTOS/mt-tb.cgi/424

コメント(3)

あのpatchは1.6時代からあるやつと同じで。
CAPエンコードじゃなくてEUCエンコードでファイルネームを保存するpatchだったような気が。でも未確認。

netatalk2は攻めてないので的外れだったらすいません。

別のパッチです。
発表直前まで私がテストしてました。
netatalk2はUnicodeベースに変わった都合上、
OS9から接続するときはMacJapanese-Unicode間の変換が必要になりました。
今回のパッチを当てない状態のときでも、libiconvを使ってShift_JIS-Unicode間の変換が出来ていたのですが、これには問題がありました。
MacJapaneseにあってShift_JISにない文字が扱えなかったという点です。
具体的にいうと、トレードマーク記号などです。
今回のパッチでは、netatalk自身にMAC_JAPANESE, MAC_KOREAN, MAC_CHINESE_TRAD, MAC_CHINESE_SIMPとUnicode間の変換テーブルが追加されます。
これによって、MacJapaneseの全ての文字がOS9から扱えるようになります。
また、31字を超えるファイル名があった場合の処理もちゃんとしてます。
私がテストした限りでは、もうバグっぽいところはありません。
samba3との共存にもおすすめです。

唯一、ちょっと気になってるのは、Volume名に日本語を使った場合、本来の制限である27字まで
使えないというのがありますが、まあ、たいした問題じゃないので今回のポストになりました。

netatalk-2.0-rc2 + cjk-patch を samba3と組み合わせて使うと、非常によろしいというページを書いてみました。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hat/netatalk/

コメントする