Illustrator8はEPS保存でLevel2保存しても、PS3デバイスに入るとグラデをスムーズシェーディングに変換するようなEPSを吐く
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Illustrator 5 の EPS のトーンジャンプの原因を調べていたときにふと気づいたのですけれども、Illustrator 8 などでは、EPS 保存で Level 1 保存や Level 2 保存をした場合でも、出力先のデバイスが PostScript 3 である場合には、グラデーションをスムーズシェーディングに変換する処理が既に入っているわけですね。
/initializeShading{ _useSmoothShade _level3PS and{ /_usingSmoothShade true pt initializeLev3_Ops }{ /_usingSmoothShade false pt }ifelse }def
これにより、PostScript 3 デバイスであれば、直線グラデーションや、放射状グラデーションは、スムーズシェーディングとして処理されます。PostScript 3 デバイスで、グラデーションとして処理させたい場合は、上記の部分を、以下のように書き換えます。
/initializeShading{ _useSmoothShade _level3PS and{ /_usingSmoothShade false pt }{ /_usingSmoothShade false pt }ifelse }def
(別の箇所で、def _useSmoothShade true put となっているところを false とするのが本式)
これで、グラデーションはグラデーションママで処理されます。
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ところで、PostScript 3 RIPには、「グラデーションをスムーズシェーディングに変換する」ていう機能があって、チェックボックスで機能を入れたり切ったりできます。Adobe のコアの機能らしいです。Distiller にもあります。
これって機能ダブっているよなあと思いました。Illustrator 5 やらの救済措置かしら。RIP によっては、この「グラデーションをスムーズシェーディングに変換する」機能のせいで、不正な出力になるものもあるんだそうです。くわばら、くわばら。
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