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2006年2月11日 01:12

PDFを開く=逆アセンブル・逆コンパイル

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おとといのエントリに対する、ソーシャルブックマークサービスのブックマークコメントから。

はてなブックマーク - M.C.P.C.: PDFを開いて修正っていうのが出てくる時点でまずい

2006年02月10日 otsune 『[DTP][PDF]「PDFの修正はコンパイルして出来た機械語を修正するようなもん」ぐらいの間違った極論で脅すのはどうか?(たぶん言われた人はピンと来ません)』

実際にうちらがどうしても直さなくてはいけない状況になったときは、ソフトウェアに読ませるのですが、そのソフトウェアがやっていることが、ちょうど機械語を逆アセンブル・逆コンパイルしているような状態で、保存したときと全く同じ状況に再現できるわけではありません。

……逆アセンブルとか言っている時点で無理です。

「PDF は、高度な描画圧縮技術を再現できる、RIP メーカの人にしか確実に直せません!」って言っておくことにしよう。

~~~

PDF/X-PlusJ というワークフロー提案があって、PitStop を積極的に活用するらしーですが、PitStop 用のプリフライトファイルが公開されています。

日本ワムネット:WORKSPACEへようこそ [www.pdfxplus.jp]

なんで変にプロファイルへアクセスリミットをかけるんだろうなあ。

まだ入手していないので何とも言えないけれども、どうやら製版上の問題点を修正するアクションが組まれているプロファイルもある模様(_Fixが付くプロファイル)。

投稿 大野 義貴 [PDF] | |

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コメント(2)

「PDF は、高度な描画圧縮技術を再現できる、RIP メーカの人にしか確実に直せません!」って言っておくことにしよう。
PostScriptの類いに対してならいろいろパッチあててもDistillerの類いを通せばちゃんと手続きからオブジェクトに変換してくれる段階を経て立派なPDFになってくれるようなのであんまり心配はしてないですけれども、そもそもPDFってPostScriptのソースとなるためのオブジェクト指向データの集合なんでね?という古いかもしれないが原点に戻った頭で考えると、下手にPDFに対してパッチレベルの修正なんかしたら4点矩形を2点の線に置き換えようとしてみごとに破線プロパティを継承してしまうことになったAcrobat6やCS1シリーズのようになってしまいそうで怖いからちゃんとメソッドからアクセスしてよなんて思うのですがどうなんでしょ。

文章長~^^

PDFの中身..文字/図形/画像ごとに要素を分解して、Flateなどで適当に圧縮したオブジェクトと、それらの参照関係を記述したオブジェクトからなっている、オブジェクトの集合体。

Flate圧縮が多く使われるので、inflateで伸長すると、図形部分はそれなりに(テキストとして)読めたりします。記述は、PostScriptと類似していますから、PostScriptにパッチが当てられるのなら、PDFでも可能でしょう。
詳しくはレファレンスをみてください。

ただ、PDFの場合だと、単に書き換えだけでなく、オブジェクトの位置テーブルを正しく変更する必要があります。(参照関係をきちんと把握して掛からないと、機械では読めなくなります^^)

文字が直接いじれるかは、試していないので^^; 分かりません。

そんなこんなで、Acrobatベース(PitstopもAcrobatのプラグインですから、同列です)で修正しないと、面倒くさいです。

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