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2006年6月14日 05:26

印刷トラブル回避のための先人の知恵が失われつつある

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SUZUME DAYS... : 悪夢のあとの追い打ち [suzumeclub.exblog.jp]

ところで本日、更に追い打ちを掛けるかように日本の常識では有り得ない「中国に於ける印刷事情」を聞く事に。DTP(=デスクトップパブリッシング:PC上で印刷物を作る事だお)を割と得意ドコロとするスズメ氏ですが、中国では、国内印刷業界の常識が全く通用しない世界が展開されているらしい。以下一例↓

○「CMYKで作らない」って何??(CMYK=プロセスカラー:印刷業界の基本、の筈)
○「割とRGBで作るのが最近は常識〜?」って何??(RGB=光の三原色・写真メインのグラビアとかなら有効なのかもだが‥。一般的にはRGB→CMYKに変換して使うと思う)
○「キンアカを特色指定」って何??(キンアカ=M100+Y100のコトをキンアカって呼ぶんじゃないの?何故にPANTONE(=色見本帳)での指定が必要?)
○「CMYKで作ってもその通り出ないから特色指定した方がイイよ」って何ィィ??
○「トンボ(位置合わせる為の十字の印)が役に立たない可能性が‥」って一体何ヤッテんだ、テメェらッ??

偉大なる先達が道筋を付けてくれて、国内では、「できるけどやらない」方法でどこに回しても安全なデータを作るというルールができあがっているという認識でいますけれども、偉大なる先達が現場を去り、情報共有よりも情報の囲い込みが優先される今、いろんな「当たり前」がローカルで発生しているようです。

あんまり専門誌とか読まないので海外への発注については全然詳しくないのですけれども、中国の印刷屋さんって、仕事を取るために何でも OK と間口を広げているのかなーていう印象を受けました。トラブル回避をどうやっているかが興味あります。

投稿 大野 義貴 [印刷] | |

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