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2006年7月17日 21:15

InDesignではQuark時代の業務を全方向カバーできない

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PDF/X研究室 - 軽くて安くて革命的なレイアウトソフトが出ないかな~ [d.hatena.ne.jp]

この二つのエントリにIn Designのイの字も出てこないのは不思議といえば不思議。

それは、僕が InDesign(製品名としては In と Design はスペース入れません)がよっぽどひどいものとしてみているからです。

QuarkXPress(+XTension 群)に代わるものとして市場に出てきた割には、いまだに、かつて出来ていたことをするのに時間がかかりすぎる場面が多く、ていうか作業者が一番重要視するレスポンスの点での改善をおざなりにしている以上、代替にはなれないんですよね。

以前も

M.C.P.C.: QuarkXPress 6.1J 出荷開始(3):QuarkXPressとスーパーマリオブラザーズの類似性 [blog.dtpwiki.jp]

にて書きましたけれども、一部のユーザは、総作業時間数はさておき、手を休めずに動かしている限り何かができあがっていく快感におぼれたいから QuarkXPress を使っているのであり、InDesign ではこの手の話を聞きませんよね。まあ Q つかいたい人に関しては、ずうっとそうしていればいいじゃんて思うんですけれどもねーそこに販社がフォントを積んだ PDF/X 変換専用マシンとやらを売りつければ中古市場から Mac OS 9 起動 Mac が無くならない限り永遠に大好きな QuarkXPress 3.3J で仕事できるのにね。ちなみにそういう変換専門製品はもう売っています

(↑で総作業時間数はさておきと書いていることから分かるとおり、機材選定に現場の声が反映されなくて金勘定の得意な事業所では、逆に総作業時間数を重視するから、選定検討資料の上では総作業時間数が少なくなることになっている、Mac OS X の InDesign 環境、コストを重視すれば Windows 環境に一気にリプレイスが進むのだろうと思います。時間=金ですからね)

個人的には、Adobe には、使用者のストレスを少なくするような UI やレスポンシビリティの研究をしてほしいと思います。あの会社、売りつける先がフィーリング優先の人たちばっかりなところなのに、出てくる製品が完全に理系的というあんぽんたん行為を顧みることなく続けているのでどだい無理だと分かっているけれどもほんのちょっと期待してみるくらいいいですよね。

※ InDesign 1.0 における EPSにプレビュー情報がついていても無視して解析をはじめるトンデモ仕様をみたとき、「ああ、この会社ってユーザエクスペリエンスとか無視なんだなーて思った。さすがに 2.0 では改善されたけれども。

この周辺の議論を閲するといつも思うのだけど、安価でサクサクとレイアウトできる判りやすいレイアウトソフトって無いのかなぁ~って思う。アマチュア向けにはそれで完了、プロが微調整するなら、それをインデザインとかで読み込んで細かく修正するというワークフローが一番現実的だと思うのですが、如何でしょうか?

あーそれさっき Illustrator でやっていました。画像のトリミングが鬼門ですね。わかりにくいってことじゃん。ダメか。

投稿 大野 義貴 [DTP] | |

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なんだかいろんなところでいろんなアプリ論が展開されてるなー。てことで便乗。 InDesignではQuark時代の業務を全方向カバーできない QuarkXPress(+XTension 群)に代わるものとして市場に出てきた割には、いまだに、か... 続きを読む

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