「PDF運用におけるオーバープリントについて」という文書がDTPWikiに掲載
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DTPWiki [dtpwiki.jp] に、力作と呼ぶにふさわしい文書が Up されていましたので紹介します。
PDF運用におけるオーバープリントについて - DTPWiki
この文書のプロトタイプは2ヶ月前に見せていただいていたのですが当方多忙のためにコメントを返すことが出来ませんでした(スミマセン)。それにしてもこの文書はすごいです。おそらく PS を直接書き換えて挙動を観測したのだと思われますけれども、PDF 運用するには、オーバープリントの設定を今までのように適当にしていると痛い目に遭うよ! ていうことが分かります。
PDF 出力担当者は一度確認されることをおすすめします。
ちょっと引用
色分解(In-RIP)を用いたPDF作成、運用について
積極的なRIPベンダーは、InDesignから印刷に適したPDFを作成する手順として、PDF変換前のPostScriptの作成時にアプリケーションのプリントダイアログから「色分解(In-RIP)」を選択するよう案内しているようです。
通常、DTPアプリケーションからPostScriptプリンタに送信されるのは「コンポジットPostScript」です。InDesignのプリントダイアログから「色分解(In-RIP)」を選択した場合、コンポジットPostScriptの前にIn-RIP色分解に必要な情報(トラップ、線数、アミ角度)が加わります。と同時にいくつかのフィルタがダウンロードされます。
ここなんですけれども、結構重要で、制作側のプリンタでプリントアウトするときに、「コンポジットPostScript」を使っていて、更に、オーバープリントの確認のために、プリントダイアログにて「オーバープリント」オプションにチェックを付けていると、
この前公開された、[229379]配置した EPS ファイルの線幅がプリント後に太くなる(InDesign CS/CS2) [support.adobe.co.jp]
になってしまうわけです。しかし、出力側では、「色分解(In-RIP)」を使って書き出す(または、PDF書き出しか)ので、カンプと違うよーてなことで印刷事故になる可能性があります。
そう言う意味で、制作側でプリントアウトするときは、出力側にあわせて「色分解(In-RIP)」を選ぶ(出力側が PDF 運用であれば制作側でも「PDF」書き出ししてプリントアウト)のが正解なのかなーとか、思うんですけれども、どうなんでしょう。
(2006-08-01 1.19追記)
また、オーバープリントプレビューできるアプリケーションが普及したとしても、限られた一部の業務用PostScriptプリンタ以外では、そもそもオーバープリントの指定そのものが無視されてしまいます。PDFの場合オーバープリントオブジェクトは、SeparationやDeviceN記述になって出力されるので通常のPostScriptプリンタではカラーマネジメントが働かない問題もあります。作業行程の一部にプリンタ出力見本が必要な場合、PDF内のオーバープリント指定よりもプリンタ出力が正しいということになってしまうかもしれません。
別の問題もあるのね! そうなると制作側も Trueflow みたいなオーバープリントが処理できる RIP をいれろってことになるのか。実際、PDF にオーバープリントが設定されているデータをそのままカラープリンタの RIP に投入するとオーバープリントが無視されるが、Trueflow で処理した後の PDF(OutlinePDF)をおなじ RIP に投入すると、オーバープリントが処理されてプリントアウトされる、ていうのは前ありました。
関係ありそうなエントリ:
M.C.P.C.: Acrobat 7、オーバープリントプレビューがうそつきだよ
M.C.P.C.: 富士ゼロックスDocuColor PrintServerUであぶり出し
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この文書って、トー○○印刷さんのところに載ってましたよ。
うちの会社の連中は何が言いたいのか分からないって言ってましたがw。
プロはこれぐらいやらないとダメなんすかねww
面白い、実験君ありがとう。
何かの役に立つかもと思った、(m_m)