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2007年4月 6日 10:42

大豆油インキによる環境考慮アピールが曲がり角に

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『ソイシール』廃止 米国大豆協 使用許諾業務を終了へ:米坪.com(紙市場) [www.beitsubo.com](タイトル補いました。title要素は中身が判るようにしてほしいです>米坪さん)

正式には今年8月のUSSEC(米国大豆輸出協会)役員会で決定する。

とあるんですけれども、ソイシールが廃止になるかもしれない、ていう話題。

ソイシールって言うのは、大豆油インキ(ソイインキ)関連の製品に付けられるシール(認定マーク)で、製品分野毎に意匠が違い、合計3種類あって、一般の人にとって一番ポピュラーなのが、印刷物に付けられる「PRINTED WITH SOY INK」ていうソイシールになります。


▲アメリカすぎる「PRINTED WITH SOY INK」ソイシール

記事の中にもありますけれども、

その結果、2003年の統計(印刷インキ工業連合会)では、年間インキ生産量約44・7万トンの33・2%を占める平版インキの67・4%が大豆油インキとなった。

というわけで、けっこう普通に大豆油インキで刷っていることが多いんです。僕のつとめる会社、何も言われなくても大豆油インキで刷っていますし。

現在では日本で使用される大豆油のうち産業用途として使用される大豆油の約8%がインキ製造に費やされるまでになった。こうしたことから、同協会ではソイシール・プロモーションの所期の目的が達成されたと判断した。

その割にけっこう認知度ひくくね? コトノハ [kotonoha.cc] で聞いてから目標達成を判断してほしい。

またこれまでインキの成分分析を依頼していた米国ナショナルソイインクセンター(NSIC)が昨年閉鎖され活動を停止したことにより、インキの正当な成分評価が継続不可能となった。

マテ

ということで、大豆油インキ使用による環境考慮アピールは大きな曲がり角に来ているということですね。次はノンVOCインキあたりになりそうです。

今年8月の決定というのを見守りたいと思います。

投稿 大野 義貴 [] | |

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◆全米大豆協会からのお知らせ スクラッチ印刷通販社|印刷技術道 [www.scratch-ppp.jp] ソイシールロゴの商標登録更新、ソイシール使用許諾契約業務再開のお知らせ アメリカ大豆協会日本事務所はソイシールロゴの商標登録更新手続きを済ませましたので、お知らせいたします。アメリカ大豆協会のソイシールロゴは、引き続きお使い頂けます。 昨年8月2日付文書で、ソイシール使用許諾契約業務終了のご連絡をいたしましたことにより、大豆インキ、印刷業界の皆様にはご心配、多大なご迷惑をお掛けし、混乱を引き起こ... 続きを読む

コメント(2)

ときどき拝見してます。

アメリカ大豆協会 ソイシールについて
http://www.asajapan.org/industrial/soyseal.html

日本での大元でさえ、まだ何も言ってないのは環境問題への配慮でしょうか。

日本での大元でさえ、まだ何も言ってないのは環境問題への配慮でしょうか。

現場レベルの話で言えば、米坪で記事が公開された4月4日当日にソイシールが使えなくなるのかというご質問を受けていました。

今回の米坪の記事のソースは、2007.3.28 付日本印刷新聞になっていますね。

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