DTPのデータ渡しは製版指定まで含んでいるから印刷事故になりやすいことにデザイナが気付いていないらしい
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直前のエントリは、
デザイナが望んで印刷工程をいじりたがっていたのに何を言っているのだ
ていうものでしたが、
期を同じくして、
Planet DTP@jp経由で、
ぬぷぬぷグ裸フィック デザの舟唄 [senjunamaco.blog46.fc2.com]
データの作り方などハッキリいってどうでもいい。
本来、デザイナーはデザインカンプを1枚提出するだけでいいはずなのだ。
それなのに「データくれ」って現場が言うから面倒くさいがたしなみ程度に問題の無いデータを新たに作って渡す。
ていうものがありました。
だいたい論旨は同じ。
ワシらデザイナーが請け負ったのはデザインであって入校データではない。
でも、最終的な成果物はデザインではなく、クライアントが要望する製品ですから、それを達成するために、誰かが入稿データをクリーンアップしなきゃいけないですよ。結局面倒仕事の押しつけ合戦でしかないです。
なので現場が事故を起こし何か不満を言うたび、下請けデザたちに重箱をつついたのような大本営通達が回ってくる。
『ロゴマークは必ずグループ化すること』
『オブジェクトやレイヤーにロックをかけたままにしないこと』
『デザインに使った素材の元データを添付すること』
『20%未満のアミの掛け合わせをしないこと』
『画像の上にのるカゲやボカシは禁止。単色のベタにすること』
印刷事故っていうのはいったい何なのか、ていうことを確認しましょう。現場は、デザイナの指示の通り製版して、製品を製造し、納品した結果、クライアントが気に入らなかった、ていう時点で、印刷事故になる。
デザイナのいうとおりに製版したのにー。だから、「大本営通達」なんてものが現場を突き抜けてデザイナにまで回ってくるのです。
DTPソフトなどという、製版処理までできてしまうソフトウェアを使わなければ、デザイナの意図していない製版指示を、デザイナが意図した指示通りに製版して、クライアントからだめ出しされる、ていうことがなくなりますよ!
DTPソフト大手のAdobe Systemsも、デザイナ側には機能制限版(製版機能一切無し)を作るなどしないでしょうから、こういう不完全なコミュニケーションツール、不完全なデザイン意図伝達ファイル形式ではいつまで経っても起こる問題だと思いました。
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元のblog、中身全部消されたっぽいですねー。
Adobe Creative Suite Elements とか出せばいいんじゃないでしょうかやぱし。