ArtWorker懐かしす
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DTP-Sブログ-ひねもすデジタルビヘイビア: 第三のPDF編集ソフト、サカタインクスの「NEO」 [dtp-s2.seesaa.net]
JAGATのプリンターズサークルのの11月号(2007年)を見ていたら、印刷会社向けのPDF編集ソフトが紹介されていました。PDFを印刷用に編集するソフトは、PitStopとAcrobat 8 Proしかなく、サカタインクスから「NEO」が登場したことで、印刷会社で入稿したPDFを編集して出力するというワークフローが普及しそうです。 サカタインクスの「NEO」は、わかりやすく言うと、
ArtWorkerの後継ソフト
と位置づけることができます。「ArtWorker」はご存じないですか? 簡単に言うと、PostScriptファイルを開いて、中身をグイグイと編集するソフトです。もっとも、私は使ったことがあるわけではないので、詳細は知りませんが、多くの印刷会社で使われている代物です。
8年前にArtWorker売りに来てデモ見せてもらったんですけれども、これ、Macにインストールするんですが、アウトライン化されていない和文フォントを含んだPSを食わせてやると、なぜかアウトライン化されたPSが出てくるんだったと思います。しかも、MacのATMフォント(いわゆる低解像度版:モリサワだと1書体¥20000-ぐらい)でOK。
高解像度用書体を買いそろえる必要がない、て言うのがウリでした。まあなあ。つまり、イメージセッタ3台あったら、RIPも3台あるので、3台分の高解像度用書体を用意しなくてはいけないわけですけれども、これ使うと、安価なATM用書体を1台分用意すればいいので、フォントのコストがかなり浮きます。ウン百万円レベルで。なぜウン百万円レベルかというと、高解像度用フォントって1書体20マンとか平気でしますから。
そして、入力したPSのデータを出力する前に編集できる、つうわけです。
一見魅力的ですけれどもArtWorker自体ものすごい高いので(300マン超えるんですよね、フォントも買えちゃう)躊躇るわけですけれども、これ導入したところってどうやらいまだにIllustrator 8から離れられなくて大変みたいです。実際どうなのか使っている・使っていた方々のお話を伺ってみたいところです。
# このエントリは間違いが多く含まれているかもしれませんのであらかじめごめんなさい
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M.C.P.C. -むり・くり-プラスコミュニケーション ArtWorker懐か... 続きを読む
ArtWorker懐かしすぎる。ええ、毎日のようにオペってましたとも。
生PS開く機能はワークフローにマッチしない(よく文字化けしたし素性の悪いフォントは複合パスが入れ替わったりした)ので、うたい文句の一割も使ってませんが、こいつの版下トレース機能は超強力でしたし、網伏せもスゴかった。
また、文字化けしたとしてもそのまま使えないPSをIllustratorに持ち込むことができたのもうれしい機能でした。FileMakerとかCanvasとかDirecterとかSmartSketchとか。
Macの処理速度が上がり、PDFのおかげであやしげなツールがDTPワークフローにそのまま生データを持ち込むことも少なくなってきている現状でArtWorkerがどう使えるのか分からないですが、あのベタベタな強力機能はありがたい現場があるかもしれません。