それだけ見たら環境配慮型機材、全体ではわからん
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新商品の発表:オフセット印刷機用「LED-UV印刷システム」 (PDF)[www.ryobi-group.co.jp]
東洋インキ製造/LED方式UV乾燥装置用UVプロセスインキを開発 [www.print-better.ne.jp]
以下引用めんどいのでPrint-Betterの方から。
一方,UVインキは無溶剤(VOCゼロ)であること,その乾燥工程において熱風ドライヤーを使用せずに瞬間乾燥させる事が可能な事から,直接CO2を発生しない,環境にやさしい印刷システムとしての評価も高まっている。
いま何が環境に優しい印刷システムだか良くわかんないよ。理由は後述。
このシステムのUV(紫外線)硬化には従来のランプ方式に替わって,長寿命,低消費電力のLED方式を採用しており,環境負荷の低減が課題となっている印刷業界において,次世代のUV印刷システムとして期待されている。
これってプリンタで言うところの沖データのLEDアレイみたいなアプローチですよね。
このLED方式のUV印刷システムは従来のランプ方式に比較して次のようなメリットを持っている。
(1)消費電力が70~80%少なくてすみ,電気代が削減できる。
(CO2換算で約25トン/年,森林面積で約1.9 ha/年の環境負荷の軽減に相当※)
(2)光源が長寿命で交換頻度を大幅に減らすことができる。(対ランプ方式比較 12倍)
(3)オゾン発生がなく,環境にやさしい。また,換気のためのダクト工事が不要。
(4)赤外線を含まないので印刷資材(特にフィルム)や印刷機への熱影響が抑えられる。
(5)瞬時に点灯,消灯でき,乾燥装置に依存する待ち時間が発生しない。
(6)用紙幅に合わせた照射幅の制御が可能で,LEDの効果的な運用が行なえる。
(7)LED直下でも常温を維持しており,安全性が高い。
(8)コンパクトな制御キャビネットで省スペース設置が図れる。
というわけで、すでにUV印刷機持っているところでこういうのにリプレイスできると確実にスゲエ環境負荷低減になると思いますけれども、そもそもUVインキは、印刷物を再生パルプにするときの脱墨行程がUVインキでないインキでの印刷物に比べて脱墨しにくいという話しも聞いたことがあるので、表面加工などでどうしてもUV照射が必要な場合はしょうがないけれども、トータルな環境負荷はどうなのよ、ということのようです。
インキメーカーはインキだけの環境負荷の数値を出すし、機械メーカーは機械、製紙メーカーは紙の製造、それぞれの数値が出ますけれども、これトータルで判断するにはどうしたらいいんでしょう。これ算数じゃ解決しないですよね。
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