フォントベンダは物理的なライセンスシールでなくてWebに埋め込めるメタデータシールを配布すればいいのに
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印刷屋さんが持っているフォントは、事前に問い合わせるものだという常識がずいぶん前から言われていて、それでいて確認しないで制作して、入稿しようとしたところではじめてその印刷屋さんでフォントを持っていないことが発覚するというのは良くある話で、ひとえにフォントが高いのですべてそろえられない印刷屋さんと事情と、印刷屋はすべてのフォントを用意してくれているであろうという制作者側の思い込みで不幸な結果になるわけです。
最近はフォントワークスLETSや、MORISAWA PASSPORTなど複数書体をグロスで取り扱って年間契約で使える形態のフォントライセンスも増えてきましたが、すべての印刷屋さんがそれ持っているわけではないのです。
というわけで、せっかくWebの時代なんで、Webのトップページに、その印刷屋さんが持っているフォント一覧を表現するメタデータでも埋め込んでおくことで(仮にメタデータシールとでも呼ぼう)、新規に利用しようとした印刷屋さんがはたしてどんなフォントを持っているか、というのをいちいち電話で問い合わせすることなく、確認できるようになると思いました。
そのメタデータシールのデータは、どうせ年間契約とかで顧客とベンダとの連絡が必要な形態なんですから、ベンダから証明書的な意味で配ればいいと思うんです。
Webサイトにメタデータが埋め込まれているというのがどういうものがイメージつかない人もいるかもしれませんが、最近のブラウザであれば、アクセスしたページオリジナルのアイコンが、アドレス欄の左に表示されるのを見たことがあると思いますが、あれはfaviconと言って、Webサイトにそうやって設定してあるのを読み取って、対応ブラウザで表示されるものです。それを使って、
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のように各印刷屋さんのURLの前に、印刷屋さんごとの独自のアイコン画像を表示ができるわけです。でも、これを見る限り、印刷屋さんのページでfavicon設定しているところが少ないので、あまりメタデータを用意する、的なアプローチには関心がないのかもしれません。ともかく、その情報を読める人がいつかは来ることを想定して、その情報を埋め込む、こういう手法が、印刷会社の情報発信にも使えると思うわけです。
印刷屋さんのWebなんてまともに使われていない現実もあって、営業呼べば何でもしてくれるとか思われていそうなんで、せっかくのアイディアもきっと生かされないのかなあ。
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