M.C.P.C.

―むり・くり―プラスコミュニケーション(更新終了)


| トップページ |

2008年9月 1日 02:15

DTPにおけるWindows XPのユーザ権限のアンケート集計結果。Administratorsグループ権限で作業している人が過半数。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2ヶ月前、

M.C.P.C.: アンケート:Windows XP(Vista除く)のDTPで、ユーザアカウントの所属グループ権限は?

というエントリでアンケートしたのですが、2ヶ月集計にして、さっき投票がしめきりになりましたので、結果発表。

上記グラフから、「なにそれ?」選択肢を外して計算しなおすと、

Administratorsグループ権限…31票(52%)
Usersグループ権限…20票(33%)
PowerUsersグループ権限…9票(15%)

となります。

同様のアンケートをmixiでとってみた結果は、

[mixi] for DTP Designers | Windows XP(Vista除く)のDTPで、ユーザアカウントの所属グループ権限は? 回答一覧 [mixi.jp]

Usersグループ権限 2(28%)
Power Usersグループ権限 0(0%)
Administratorsグループ権限 3(42%)
その他のグループ権限 0(0%)
なにそれ? 2(28%)
合計7

となっていまして、ちょっとサンプルとしては母数が少ないかなあと思います。

~~~

さて、@nifty 投票の数値で見ますと、Administratorsグループ権限で使っている人が過半数を超えているとのこと。これをよその業界の人みたいに「Administratorで使うなんて常識がない」と言い切ってしまうことができない理由がDTP作業においてはありますよね。

僕はUsers権限で作業しているので、特に不満に感じるのが、「Users権限だと、フォントフォルダにフォントファイルをインストールできない」という事です(裏技はある)。

DTPにおいて、フォントを作業者の手で入れられないというのはかなり致命的です。おそらく、これを嫌って、Administratorsグループ権限や、Administratorユーザで、使っているのではないかというのが僕の仮説。

というわけで、Administratorsグループ権限で使っている人は、どうしてそうなのか、というのを表明していただくといいかと思います。

あと、DTPソフトベンダの人には、このようにAdministratorで使っている人が多い現実を受けて、なんでそうなっているのかリサーチして、Users権限で使いやすいソフトウェア開発をしてほしいと思います。

あと、最後に、アンケートに協力していただいた方に感謝いたします。

投稿 大野 義貴 [DTP] | |

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.dtpwiki.jp/MTOS/mt-tb.cgi/2583

コメント(5)

>Administratorsグループ権限で使っている人は、どうしてそうなのか、というのを表明していただくといいかと思います

 逆にユーザー権限を変更している理由が知りたいです。
 個人で作業している場合「わざわざ」権限を制限する必要がないので。

はじめまして。僕はAdministratorsで使っていますが、
業者(メーカー?)がハード&アプリ一式設置した時〔これでお使いください〕と。
なんか問題あると困るのでそのまんまです。うちの会社には合計4台ありますが
だいたいそのような環境になっています。ちなみにスクリーンさんです。

閉じた環境なので大概Adoministratorsになってしまいますね。
アプリのインストール、共有フォルダの設定、ユーザーグループの管理…
この辺の諸々が面倒なのでついっていうのが本音です。

あかつきさん:

逆にユーザー権限を変更している理由が知りたいです。
個人で作業している場合「わざわざ」権限を制限する必要がないので。

Administratorsグループ権限で作業すると、誤操作やソフトの不具合、悪意のあるソフトによりシステムに損傷を与えることが容易なので、それを防ぐため、普段使うときはUsersまたはPowerUsersで使うように推奨されていたのがWindows 2000の時代の話です。僕が個人で利用しているマシンのWindows 2000は、Usersで運用して、必要に応じてAdministratorsのユーザでログインして運用しています。

plentyさん:

ちなみにスクリーンさんです。

スクリーンさんの製品はおそらく問題でます。いわれたとおりに使わないとサポートしてもらえませんし。こういう場面では、OSというのは、ただの部品でしかありませんので、いわれたとおりに使わないとなりません。

あふいさん:

閉じた環境なので大概Adoministratorsになってしまいますね。
アプリのインストール、共有フォルダの設定、ユーザーグループの管理…
この辺の諸々が面倒なのでついっていうのが本音です。

これはごもっともなんですけれども、逆に僕は会社ではUsersグループ権限で不自由に使っていますが、このおかげで、システムが損傷したことはないです。PCの管理者にとってはありがたい仕組みになっているんですね。

印刷業界の外を見ると、PCの通常使用アカウントは制限ユーザ(Usersグループ権限)に設定されていることが多いと聞いていて、一方、印刷業界は、アドビシステムズ社はじめ、制限ユーザでの動作に問題があるソフトがあったり、フォントフォルダすら制限されてしまう、という状況を見て、業界内の実運用ではどうなっているんだろうと思って、今回のアンケートを企画しました。

Administratorsでの使用が良いとか悪いとか、というわけではないです。

新聞のDTP部門。新聞製作部門は全部Administratorで共通パスワードで自動ログインです。システムを構築した業者も推奨。ネットワークは独立させています。
 相互にフォルダ共有したり、入り込んだりが樂。パッチ、マイナーなファイルのビューアーソフト、フォントなどのインストールも。一時期は世間に合わせてアドミンをやめてみたのですが、とくにネットワーク関係のもろもろは、アドミンじゃないと面倒でした。
 ネットワークの知識を持つ数名は危険行為についても承知しています。一方、その他大勢はアプリ以上のことは知らない状況です。
 制作部門以外の部署はすべてネットにつなげられる環境で、管理者以外はユーザー権限。また出版部門はVistaを入れたMacですが、直接のつながりはありません。

コメントする