印刷現場で発見! ドレミファインバーター
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とある印刷工場に手伝いに行ったのですが、8色機から「ドレミファインバーター」の音がしていました。ドレミファインバーターというのは、電車の発進時に音階をあげていくような音を伴って加速する電車があるのですが(ポルタメントとはちょっと違う)、それみたいな音。
印刷機だってモーターで胴を回転する必要があり、電車で言う車輪が胴に置き換わったものと見ることができますよね。
そういう意味で、今度せっかくIGASがあるんだし、印刷機メーカーは「わが社の印刷機は『ドレミファインバーター』搭載です」、とかいうと、鉄道マニアが来るかと思ったが来ても意味ないね。
ほかにも、日常生活と印刷現場との共通点という観点からすると、CD-RとCTP(製版機)はまさにその関係で、CD-Rを作っている会社がそのままCTP刷版を作っていたりしました。
また、かつてのCD-Rは焼きこみ途中にデータの準備が間に合わなくなると、バッファアンダーランと言って、レーザーでCD-Rのらせん状に記録しているところが途中で書き込めなくなりエラーになる書き込みミスが生じていて、その後Burn-Proofという、バッファアンダーランが発生したところから続きのデータを書き込みできる技術ができていましたが、それと全く同じく、CTP刷版を円筒に巻きつけて、レーザーでCTP刷版に記録している途中でデータ転送が間に合わなくなると、レーザーの記録を一時止めて、データが到着したら記録を再開するという機能が付いていたのでした。それをスイッチングと言っていて、それが発生すると、ほんの少しの精度の問題なのですが、刷版にすじが発生して僕らを悩ませてくれたのでした。
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