消雪パイプのふさがった穴を安全ピンで貫通させるお仕事
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わがアパートの前には自動車の駐車場が付いており、そこには消雪パイプが設置してあるのだけれども、新築当時から住んでいるけれどもかなりの年月がたっているので、今年は消雪パイプの穴の一部がふさがってしまっていました。それがよりにもよって、僕がクルマを停めているところが重点的に水が出ていません。ありえんだろ……
で、今晩重点的に雪が降りそうな気配があり、明日仕事なので雪が消えていた方がありがたいわけで、重い腰を上げて重点的に穴という穴を貫通させる旅に出たのでした。
さて、消雪パイプとは、パイプに一定間隔で穴をあけ、圧力がかかった水をふきこむことで穴から水を出し、水が出る角度とかをちゃんと計算して、積雪を融かしてしまおうという企画です。我が家の消雪パイプには、地下水が使われています。
しかし、地下水の成分的なものと、消雪パイプを固定しているセメントの成分的なものの影響で、パイプに空けた穴がふさがってしまうのです。一般に、冬季にしか使わない消雪パイプは、役目を終えると通水しませんので、消雪パイプ固定用のセメントからのCa的な成分とか、パイプ内の残留水に含まれるFe的な成分とかがCl的な成分と塩を構成し、結晶となりパイプの目をふさぎます。
というわけで、まずはふさがった目を探すところから始めるのですが、消雪パイプからの水の出る方向的な意味で、セメントで埋めてあるところぎりぎりのところに水が出る目があるというありさま。これだとセメント由来の成分で埋まるはずだわーとか言いながら、消雪パイプの穴開け職人の気持ちになって、水が出ている個所を見て、等間隔に穴をあけるはずだからと推理、見事1つ目の穴を発見しました。その穴は案の定灰色の謎の物質でふさがれているのですが、そこを安全ピンの危険な部位でつくべし、つくべし! 見事、水が出るようになりました。
これを、夜8時、しゃがんで、懐中電灯片手に、繰り返しているわけです。これは日中にやっておくべきだったな。
……ていうのを繰り返し、10この穴を貫通させました。穴の位置はいろんなタイプがあり、ものによってはまったく存在しなさそうに偽装されているものもありましたが、ものすごい推理を繰り返し何とかミッションをコンプリートした次第です。
さてかように消雪パイプが出たところで、実は激しい雪が降ったら全然効果がない、という事実もあるんですよね。雪かきは面倒だよなあ。
投稿 大野 義貴 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク |
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