100時間かけたカレー vs 100時間かけた校正
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コンビニで見かけた、100時間かけたカレー。
▲4日かけたカレーと考えると結構普通っぽい気も
カレー業界にはカレーは時間をかければかけるほど美味しくなるというコンセンサスがあるからできるウリ文句。グリコ熟カレーは時間をかける部分をお菓子を作る技術を使って短縮したとかいう記憶があります。個人的には、何時間目から美味しくない方向に向かうのかが興味あります。
参考URL:
http://www.yk.rim.or.jp/~tez/news/SANGYO960731.html
翻って、印刷業界。「この校正作るのに 100 時間かけました」なんていったらきっと顧客か営業さんにころされます。この業界、適正時間(よりちょっと少ない時間)で作らないとダメだし、手間はアピールできないし(金額面でアピールっていう技はある)、大抵お客の言い値の範囲で作らなくてはならないからです。そら、24時間営業しないと間に合わなくなりますよね。
根本的に、お客さんが自分の手で作ったことがないものは、手間が想像できないからだと思います。
と考えると、カレーに関していえば、たいていの人は、家庭科の授業とか、キャンプとかで、作ったことがあるわけだし、100時間という数字が比較できるわけですよね。
つうわけで、学校教育のなかで印刷物を作る行程を授業に組み込めば全て解決! 今日日NHK教育でも Photoshop をつかってグッズを作ろうなんて、同人誌即売会で書籍を並べずラミカードを頒布(?)している腐女子(今だったらきっと鋼)スレスレの番組をやってたりするんで、きっと大丈夫です! NHKで解像度とかdpiとかの解説を聞けるようになるとはおもわなんだ。
……たとえ実現されたとしても、僕らの制作環境が改善するには、そのような教育を受けた人たちが発注側に回ってくれないといけないわけで……だめじゃん。
投稿 大野 義貴 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク |
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